第7回 私は今、ものすごく意気消沈している。

 

第7回 私は今、ものすごく意気消沈している。

 

 私は今、ものすごく意気消沈している。意気消沈、という状態を図解にしたらそのまま今の私になるに違いない。投げやりな気分の底の底のどん底にいて、空に向かってもうどうにでもなってしまえーーーっと、しゃがみこんだまま叫ぶ直前であります。

 

  いえ、ものすごく個人的な、これを読んでくださっている皆さまにとっては、ほんとーにどうでもいいような単なる愚痴です。申し訳ない、お忙しかったら、どうぞスルーしてくださいませ。

 

  げんに今電話で話していた友人も、「想像するだにそりゃヤケクソになるわなー。ま、しょうがないわな、でもその隅っこでイジケてる様子が想像できてかなり笑わせてもらったし、幸せにしてもらったよ。ありがとねー。」と笑っていた。そうですか、幸せになっていただけたらなら良かった、なんて言える気分では全くありません。

 

  私は原稿書きがノロいのです。まず書き始める前に、あーだ、こーだと考え、頭の中に薄雲が湧いてくるのを待ち<その間の逃避行動にも、ものすごく時間を要します。>、ようやくパソコンのキーボードを叩き始めても、落ち着きなくキッチンに立ったり、ラジオをかけたり。
我輩の辞書に<集中>の文字はない!と宣言できそうな感じ。
そんな私がようやく100文字を書き進め、そこからまた、あーでもないこーでもないで一日半が過ぎ、ようやく昨日の夜、風呂上がりから進めて、なんと3600文字の長文を仕上げたのでした。おおおお、やればできるじゃない私、とほっとしてそのまま寝て朝手直しを、、、と思いましたら!なんと、なななんと、原稿丸ごと無くなっているではありませんか!!!
保存キーを押さずに書き続け、変更しますか?の問いに<いいえ>をいつの間にか打ってしまっていたようで。滂沱の涙、悔いても悔い切れない無意識の過ちであります。

 

  私の6時間と3600文字は、サイバー宇宙の彼方に、誰にも看取られることなく藻屑となって飛んで行ったのでありました。膝がガクガクして体全体の力が抜け、一気に投げやりの槍そのものになった私は、2時間ほど宙を見つめて放心、つまり心を放っておりました。ああ。意気消沈。
どうでもいい話で申し訳ない。でもですよ、これがパソコンでなく、鉛筆を舐めながら書いていたとしたらまだ現実世界にかけらでも残っていたはず。
リアルとバーチャルに思いをはせました。意識は仮想空間に彗星となって、尾を引いて飛んでいきました。

 

  「仮定の話にはお答えできません」。調査し想像力を働かせて民の実情に思いを寄せるのが仕事のはずの首相がそんなことを言う国に住んでいますもの。
<自分の身がヤバそうになったら全てなかったことにする>という行動規範がトップに蔓延る国の民ですもの。おまけに<女が多いと会議が長い>だなんて、つまりは<女は黙ってわしらのいうこときいとけや>みたいなことまでおっしゃって。あーあー。確かに私、話も文章もまとまらずにただただ長くなりますし、会議も嫌いです。でもなぜ会議が嫌いかっていうと型通りのつまんないことを言ったり嘘ついたり自分の都合ばかりで進めていく年配の殿方がいらっしゃったりするからで。

 

  私の自爆による原稿消し去り事件なら確かに自己責任ではありますけれど、
それ以外の意気消沈に関しては、はい、おかしいと思うことはおかしいんじゃない?って言うつもり。絶対、わきまえません。わきまえない女になることを、ここに宣言いたします。かしこ。

 

 P.S 無くした原稿の復元に関してご心配いただくこともあろうかと思いますが、これ、私がPCの設定をちゃんとやっておらず、かなり詳しい方みなさまに聞いても、それはダメだね、と言う結論になりまして、再び書き直すことを決意いたしましたこと、ここにご報告させていただきます。頑張ります

 

 

 

 

次回は、2021年3月中旬更新予定です。お楽しみに!