一枚のシャツを長く、美しく着こなす。「後染め」というサスティナブルな選択

 

 

一部地域では早々に梅雨入りとなり、気温や湿度の高さを感じる日が増えてまいりました。それに伴い、衣替えや新たに夏物の衣類の購入を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

流行のファッションがシーズンごとに手ごろな価格で販売されるようになった今、昔に比べて衣類の購入から破棄までのサイクルが短くなっているように感じることはありませんか?

 

 

近年、衣料品の大量廃棄が世界的な問題になっています。それは「服が環境を破壊している」といわれるほど深刻な状況です。服を大切に着るという価値観が置き去りにされているのかもしれません。未来の環境を守るために、私たちの身近な服選びからサスティナブルを考えてみませんか?

 

 

ワンシーズンで捨てている服はありませんか?

 

 

 

安価な服がふんだんに手に入るのは便利なことですが、一方でそれらが大量に製造されることが、さまざまな社会問題につながっています。最近の報告(※1)によると、国内での衣料品の廃棄量は年間100万トン余り。

 

 

これは33億点分の服に相当するそう。世界を見れば年間9,200万トンが廃棄され、生産量の6割にも上る(※2)といわれています。 90年代にファストファッション(※3)が台頭した頃から流行のサイクルが短くなり、服の生産量が倍増。過剰に生産された商品は当然売れ残り、大量に廃棄されるようになりました。

 

 

私たち消費者にとっても、品質よりコスト重視の服は寿命が短いので、家庭からの廃棄も増えています。それではいま、私たちにできることは何でしょうか。

 

 

ファッションは本来暮らしを楽しく彩るもの。自分らしさの表現でもあります。「環境に配慮した生活を!」と気負いすぎるのは息が詰まってしまいます。無理なく気軽にサスティナブルファッションを楽しんで欲しい、そんな願いを込めてエコデパを運営する生活アートクラブでは、新たな取り組みをはじめました。

 

 

 

愛着を持って長く着る「後染め」のすすめ

 

そこで私たちが試みたのは「後染め」のアフターサービス。対象となるのは「シアーリネン スキッパーシャツ ホワイト」「シアーリネン フレアブラウス ホワイト」の2つのアイテムです。

 

 

美しいVゾーン効果で、首周りがすっきり見える「スキッパーシャツ」

 

「シアーリネン スキッパーシャツ ホワイト」

 

 

さっとかぶるだけできちんとした印象のスタイルがきまる、ベラルーシ産リネン100%のシャツです。襟元の空きのYラインは、首が長く見え、中に重ね着をしても野暮ったくならないようなデザインです。

 

 

「シアーリネン スキッパーシャツ ホワイト」

 

 

製品洗い加工が施されているため、ご購入後すぐに柔らかく肌当たりのやさしい風合いをお楽しみいただけます。

 

 

 

>「シアーリネン スキッパーシャツ ホワイト」はこちら

 

 

 

・裾のフレアーが大人の女性を魅力的に演出する「フレアブラウス」

 

「シアーリネン フレアブラウス ホワイト」

 

 

ベラルーシ産リネン100%の、透け感のある平織り生地を使用したブラウスです。リネンのフレアワンピースから発想したチュニック丈のブラウスは肩先をカバーしノースリーブに抵抗ある大人の女性にもおすすめ。

 

 

「シアーリネン フレアブラウス ホワイト」

 

 

身頃から裾に向けてたっぷりと空気をはらむ裾のフレアーは、清涼感を感じやすくあらゆる体型の方を魅力的に演出します。製品洗い加工が施されているため、ご購入後すぐに柔らかく肌当たりのやさしい風合いをお楽しみいただけます。

 

 

>「シアーリネン フレアブラウス ホワイト」はこちら

 

 

どちらもまずは白で爽やかに着こなしたら、次は好みの色に後染めして一枚で二度楽しむことができるよう工夫されています。「汚れが目立ってきたけど捨てるのはもったいない。」という方にもおすすめです。

 

 

後染めを施した「シアーリネン スキッパーシャツホワイト」「シアーリネン フレアブラウスホワイト」

 

 

アップサイクル(※4)の観点を取り入れた価値ある一枚です。実はこの「染め直し」という手法は、着物文化を持つ私たちにとっては馴染みの知恵。リネンが体に馴染んできた頃に色を変えて着こなせば、服の新たな表情を楽しめるのです。

 

 

この製品は後染めがきれいに仕上がるよう、服の縫製糸や芯地伸び止めにも綿を使用するなどディテールにもこだわっています。素材や縫製が良いものを選んできちんとお手入れすれば、きっとあなたの愛着の一枚となるはず。そんな服との付き合い方が、私たちの環境をより良く変えていくことにつながるのではないでしょうか。

 

 

>「シアーリネン用後染め加工」についてはこちら

 

 

 

今回はこれからの時代のファッションと、エコデパのシアーリネン用の後染めサービスについてご紹介しました。まずはシャツ一枚、ブラウス一枚から、手軽にサスティナブルなファッションを取り入れてみませんか?

 

 

 

(※1) 独立行政法人 中小企業基盤整備機構調べ (2015年)

(※2)「GLOBAL FASHION AGENDA」より(2015年)

(※3) 流行の商品を大量に低コストで 製造販売するビジネス業態

(※4) もともとあるモノに手を加え、 新たな魅力を付加すること。 サスティナブルな考え方の一つ。

 

 

 

 

ーこのコラムの書き手ー

スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と6歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ

 

 

第10回 のびのびゆったり

 

第10回 のびのびゆったり

 

 

 「おととい、転んじゃったのよ。体がショックを受けたせいなのか、よくわかんないんだけど、なんだか今日はものすごく気持ちが落ちて、鬱みたいになっちゃってんの。」友人が電話で言った。
「それすごくわかるっ。」そうなのだ、すごくわかったのだ。

 

 私自身少し前に間質性肺炎という病気がわかって、一体どうなるのか心配が募って、ある朝倒れたからだ。息が苦しくなって、自分が思っているよりも病気がずっと悪いのかと不安の塊になって人生初の救急車のお世話になった。体が、特に胸のあたりがきゅうっとすぼまって、実際すごく苦しかった。
でも病院でいろいろな検査をした結果は、肺炎の急な悪化ではなくて過呼吸という診断だった。要するに、気持ちだった。病気ではなくて、気持ちが体を縮めてしまったのだ。

 


 だとしたら、体に受けたショックが気持ちを縮めてしまうことだってあるはずだ。友人の場合も、転んだせいで体じゅうの筋がきゅうっと引きつって、きっと、心が縮んでしまったんじゃないのかしら。
<病は気から>じゃないけれど、体と心はくっついている。それどころか、おんなじもの、おんなじ根っこ、と言えるのかもしれない。

 

 ちょっと話が飛びます。

 

 ゴンアジ、という魚の鯵の取材をさせてもらったことがある。長崎県でのこと。鯵は本来回遊魚だけれど、その辺り、五島灘に住み着く鯵がいるのだそうだ。体色が少し黄色っぽい鯵の大ぶりなものをとり、海の中に作った生簀にしばらく泳がす。
かなり前のことなので記憶は曖昧だけれど、港からそれほど遠くないところまで船でその生簀まで連れて行ってもらった。円形の囲いは網のようなものでできているので、泳ぎ去れるわけではないけれど、素通しなので、確かに海の中にいるのと同じ環境なのだ。
旅をする鯵ではなく、その辺りに住み着いている鯵。釣られた後、住んでいたのと大差ない環境の生簀の中にしばし置かれるわけだから、釣られたショックから立ち直る。
そののち、港の施設の生簀に移される。今度は囲いの中、素通しの海の中とは違って餌のない環境で再びしばし泳がされるのだそうだ。
そうしていよいよ出荷の時がくると、網でヒョイと掬い、活締めの名人が細長い針金を眉間にシュッとさして締める。眉のない魚の頭の部分を果たして眉間というかは別にして、その技と言ったらすごい物だった。池波正太郎の小説の、江戸時代の暗殺者、藤枝梅安の技もこのようであったかと思うばかり。活締め、血抜き、神経抜き、という技が使われるらしい。
素早い活締めの仕方もそう、お刺身になってもゴン鯵、自分が締められてしまったことに気がついていないのではないかと思うくらい。ストレスフリー、ってすごいことなのだ。

 

 なんと言っても、ゴン鯵、すごくうまいのだ。これまで思っていた鯵の味とは全然違う。

 

 締めてもらったのを刺身用に捌いても、びっくりした。内臓がほぼないほどまでに小さいのだ。1週間ほど餌のない状態で泳ぐので、内臓の脂が体全体に周って霜降りのような状況になるそうだ。そりゃうまい。それにこの<活かし込み>で、漁獲時のストレスで筋肉中に溜まった乳酸も減少して、健康で良い肉質にもなっているんだそうだ。

 

 ようやく、ストレスと筋肉の話につながった。

 

 いくつも、ああそうなのか、そういうことか、と思い出したり勉強になる。
人間の病気も、ストレスや暮らし方と関係する。
アニマル・ウェルフェアと言われる、動物の環境に配慮してストレスをなくした育て方。鶏でも豚でも牛でも、健康的に育てることが大事だと言われるようになってきたこと。
作物だってそう、農薬にじゃなく、陽や風や自然に守られてのびのび育ったものが食べたい。

 

 私たちが健康でいるには、病院に自分を委ねるよりも、健康に育ったものを食べて健康な環境で暮らすことが大切なんだね。無理がないこと、ストレスがないこと、気持ちいいと思って暮らしていけるようにすること。きっとそんなに難しいことじゃない、素直に気づく。

 

 

 

 

次回は、2021年6月中旬更新予定です。お楽しみに!

 

【2021.6.20(日)】感謝の気持ちを込めて贈る「父の日」ギフト特集

 

 

こんにちは、エコデパスタッフの目代です。「母の日」が過ぎ、次のイベントといえば「父の日」。直前になって慌てることなく、早めに準備をしておきたいですよね!ただ、「お父さんへのギフト選びが難しい…」と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

そこで今回は、「父の日」の贈りものにおすすめのエコデパアイテムを厳選してご紹介します!

 

 

 

父の日の定番「食品」ギフトで、食の愉しみを贈る

 

最近では「母の日」同様、「父の日」ギフトもちょっと贅沢な「食品」が人気です。今年は、体のことを考えて原材料にも製法にもこだわって作った、エコデパの食品を贈ってみませんか?ごはんがすすむ一品や、お酒のおつまみにぴったりの品などをピックアップしました。

 

 

 

乳酸菌で腸を健やかに!ぬかごと食べられる「雪室ぬか」

 

 

 

新鮮な生ぬかと雪国生まれの乳酸菌を使った、エコデパオリジナルのぬか床。塩分が気になる方にも嬉しい、大幅な減塩(塩度約2.5%)を実現しました。冷蔵庫内で漬けられ、かき混ぜは週1回程度でOK!

 

 

「雪室ぬか」

 

 

ぬかごと食べられて、格別の美味しさです。「雪室ぬか」で手軽に美味しく腸活を!

 

 

※こちらの商品はギフトラッピング対象外商品です。

 

 

>「雪室ぬか」はこちら

 

 

 

ごはんにもお酒にも合う、牡蠣をつかった逸品

 

気兼ねのない外出が難しい今、自宅で安心して食べられて外食気分も楽しめる一品は、楽しみや喜びにつながるのではないでしょうか。とくに外食や旅行が好きな方におすすめです。

 

 

・オードブルにぴったりな「牡蠣のピクルス」

 

「牡蠣のピクルス」

 

 

瀬戸内市虫明海域で水揚げした鮮度のいい牡蠣を選別。ボイル後に瀬戸内市産のミニトマト、玉葱、レモンなどと共にハーブのきいたリンゴ酢、白ワインを調合し漬け込みました。

 

 

そのまま、お酒に合うオードブルとして、レタスやスライスした玉葱と合わせてサラダにしても美味しくお召し上がりいただけます。また、瓶に残った調味液もドレッシングとしても◎

 

 

「牡蠣のピクルス」

 

 

>「牡蠣のピクルス」はこちら

 

 

 

・甘辛い味付けで山椒の風味がきいた「牡蠣の佃煮」

 

「牡蠣の佃煮(山椒)」

 

 

岡山県の豊かな海で育った「曙牡蠣」を甘辛く炊き、香り豊かな山椒味に仕上げました。そのままごはんのおともとしても、お酒のおつまみにもよく合います

 

 

また鰹と昆布の出汁でお茶漬けにすると、牡蠣の美味しさがいっそう引き立ちます。

 

 

「牡蠣の佃煮(山椒)」

 

 

>「牡蠣の佃煮(山椒)」はこちら

 

 

 

・おうちで手軽にバル気分!「牡蠣のアヒージョ」

 

「牡蠣のアヒージョ」

 

 

旨味たっぷりの岡山県産「曙牡蠣」を国産にんにくで香りづけし、エキストラバージンオリーブオイルで煮込んだスペイン料理です。着色料や保存料は一切使用していません。

 


これがあれば、手軽におうちでバル気分が味わえます。また、スキレット鍋で少し温めてから、パスタやピラフ、フランスパンに乗せても◎

 

 

「牡蠣のアヒージョ」

 

 

>「牡蠣のアヒージョ」はこちら

 

 

 

ごはんのおともに、こだわりの「江戸前佃煮」

 

「遠忠食品」は東京・日本橋に本社を構え、大正2年の創業以来、伝統の直火炊き釜で佃煮やお惣菜を製造しています。化学調味料や保存料、着色料などの添加物は一切不使用。

 

 

熟練の職人の技術と経験で、その日の天候・温度・素材の状態を見極めて、熱い釜につきっきりで火加減を微妙に調節しながら炊き上げます。それにより醤油の香ばしさを素材にのせ、ふっくら仕上げることができるのです。

 

 

 

 

直火釜は火加減の調整が難しく経験と熟練が求められますが、そのぶん素材の状態や天候によっても微調整が出来るため、繊細な味に仕上げられます。また蒸気釜と直火釜では煮炊きの際に釜内部の対流に大きな違いがあり、直火釜のほうがふっくらと炊けるため香ばしさも良くなります。

 

 

また、これからも「子どもから大人まで、どなたにも安心して、おいしく食べていただきたい」。そんな想いから全国の漁場や生産地に足を運び、作り手との対話を常に心がけている遠忠食品の宮島さん。

 

 

安全で豊かな生産物を作る里海・里山を育む環境活動にも積極的に参画しています。作り手も食べる人もみんなが幸せになる佃煮。ぜひ、温かいごはんにのせてお召し上がりください。

 

 

 

・高知県産のうなぎの白焼きをつかった「うなぎの佃煮」

 

「国産うなぎ佃煮」

 

 

高知県産うなぎの白焼きを使用し、旨味をしっかり楽しめるシンプルな醤油炊き。ごはんがすすむ逸品です。お茶漬けにしても◎

 

 

「国産うなぎ佃煮」

 

 

>「国産うなぎ佃煮」はこちら

 

 

 

・ごはんにお酒にも合う「ほたるいかの姿煮」

 

「ほたるいかの姿煮」

 

 

富山湾をはじめ日本海の北陸沿岸で水揚げされたほたるいかを使用。ほたるいかの旨味を生かし直火釜でじっくり炊き上げました。ほたるいかの旨味と風味を堪能できる奥深い味わいの一品です。そのままごはんのおともに、お酒のおつまみにも最適です。

 

>「ほたるいかの姿煮」はこちら

 

 

 

・のり本来の風味が楽しめる「のりの佃煮」

 

「江戸前生のり佃煮」

 

 

江戸前(千葉県木更津産)の生のりを使用した、なめらかな舌触りの「江戸前生のり佃煮」。生のりならではの風味をお楽しみください。

 

 

「江戸前生のり佃煮」

 

 

エコデパでは定番の「江戸前生のり佃煮」をはじめ、梅の風味が食欲をそそる「梅のり佃煮」、ピリリとした青唐辛子の爽やかな辛味が効いた「青唐辛子のり佃煮」をご用意しております。

 

 

>「江戸前生のり佃煮」はこちら

 

 

 

米どころ宮城県登米市の豊かな環境で育った「特別栽培米」

 

「宮城県登米産ひとめぼれ」

 

 

宮城県の北東部に位置する登米市で栽培された「宮城県登米産ひとめぼれ」。登米市は白鳥の飛来地として有名な「伊豆沼・内沼」(ラムサール条約に指定)や、一級河川である「北上川・迫川」の恵みのもと、豊かな耕土が形成されています。そんな恵まれた環境の中で、農薬や化学肥料をできるだけ少なくして栽培した、特別栽培米です。

 

 

「ひとめぼれ」は、「コシヒカリ」と「初星」を掛け合わせて出来たお米で、粘りの強さと飽きのこない甘みが特徴。粘り、甘み、ツヤ、うま味、香りのトータルバランスに優れていて、ひと言でいえば「オールマイティーなお米」です。

 

 

 

 

炊き上がりはふっくら、食感はもっちりとしていて、冷めてもモチモチ感があるため、おにぎりやお弁当などでも美味しくお召し上がりいただけます。

 

 

私自身、何度か母の日や敬老の日のギフトとしてお米を贈ったことがありますが、とても喜ばれ「またお願いね!」と言われたことも◎お花を飾る習慣のない方や、先方の趣味がわからない場合などにも、毎日食べるお米はおすすめです!

 

 

※こちらの商品はギフトラッピング対象外商品です。

 

 

>「宮城県登米産ひとめぼれ」はこちら

 

 

 

次のページではこれからの季節にぴったりのリネン製品や、日頃の疲れを癒すバスグッズをご紹介します。