第25回 山盛りの言い訳と共に、、、
「捨てない未来 キッチンから、ゆるく、おいしくフードロスを打ち返す」というタイトルの、フードロスのことを考えた本です。朝日新聞出版刊です。
→ご好評につき終了いたしました。
こんにちは、エコデパスタッフの目代です。気負わず、手軽に暮らしのプラスチック削減に貢献できる、そんな日用品をご紹介する連載コラム【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らし】。vol.1では、プラスチックハンガーに代わる「エシカルハンガー」を、vol. 2では、マイクロプラスチックファイバーの流出を防止する「洗濯ネット」についてご紹介しました。
>過去記事【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らしvol.1】はこちら
>過去記事【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らしvol.2】はこちら
vol.3となる今回は、食器洗いなどで使用する「スポンジ」をピックアップ!マイクロプラスチックの流出削減につながるアイテムをご紹介いたします。
vol.2でもご紹介しておりますが、今回もそもそも「マイクロプラスチック」とはどんなものなのか、ということについて触れたいと思います。「脱プラスチック」というワードと合わせて耳にするようになった「マイクロプラスチック」。何となく小さなプラスチックということはわかりますが、具体的にどのようなものを指すのでしょうか?
長らく使用していたプラスチック製洗濯バサミが砕けてしまうように、プラスチックは時が経てば劣化します。同様に、海の中を漂うプラスチックゴミも紫外線や波の力などによって壊れ、次第に小さくなっていきます。
プラスチックは小さくなっても自然に分解されることはなく、いつまでも海に残り続けます。そして、こうしたプラスチックがさらに細かくなり、5mm以下になったものが「マイクロプラスチック」と呼ばれています。
このマイクロプラスチックは海中の汚染物質を吸着しやすく、それらを誤食する魚や貝類などからヒトへの食物連鎖も懸念されています。現在のペースでプラスチック廃棄が増えていくと、2050年までに海洋プラスチックのごみは魚の量を上回ることが指摘されています(※1)。また、2022年春には人間の血液からマイクロプラスチックが検出されたとの研究結果が報告がされました(※2)。
( ※1)世界経済フォーラム (2016) “The New Plastics Economy: Rethinking the Future of Plastics”
(※2)The Guardian (2022年3月24日) ‘Microplastics found in human blood for first time’
そして、この「マイクロプラスチック」は、私たちの暮らしの中でも放出されているのです。
今回は②のウレタンスポンジからの「マイクロプラスチック」流出について考えます。
私たちが家庭で日常的に使っているスポンジ。スポンジの多くはポリウレタンやポリエステルなどのプラスチックを原料とした素材で作られています。このスポンジはゴミとして捨てた後だけでなく、使い続けることで劣化し、「マイクロプラスチック」となって排水されると言われているのです。
スポンジからの「マイクロプラスチック」の流出を防ぐためには「スポンジの素材を変える」と「排水口ネットを使用する」、この2つのアクションをおすすめします。
ささ和紙糸のタオル地でできた食器洗い「SASA・WASH(ササウォッシュ)」。「ささ和紙」はクマザサの葉をパウダー状にして梳きこんだ和紙から作られた繊維で、吸水力・吸油力に優れています。そのため多少油が付着したお皿などは、洗浄剤をつけなくても、水洗いで十分きれいに洗えます。
また「ささ和紙」には天然の抗菌性がある為、使用後の生乾きの状態での菌の増殖を防ぐ効果も。一般的なスポンジに比べると泡立ちは劣りますが、素材の持つ洗浄力でしっかりと汚れを落とします。
サイズは約18.5×11cmで、扱いやすい大きさで、食器洗い以外にも、お風呂掃除や洗面台掃除にも大活躍。プラスチック製のスポンジの代替品として、自信を持っておすすめできます。
>「SASA・WASH(ササウォッシュ・食器洗い用)」はこちら
よりパイル地の毛足が長く、ワイドサイズの「SASA・WASH ロングワイド(ササウォッシュ・食器洗い用)」もございます。
「SASA・WASH ロングワイド(ササウォッシュ・食器洗い用)」
普通サイズと比べて大判でクッション性もあるので、ごしごし洗えて、ロングパイルが汚れをからめ取ります。
「SASA・WASH(ササウォッシュ・食器洗い用)/左:ロングワイド、右:普通サイズ」
>「SASA・WASH ロングワイド(ササウォッシュ・食器洗い用)」はこちら
また、ロングワイドと合わせて新発売となったのが「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」です。
「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」
「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」は食器洗いやお風呂、洗面台掃除などの家事ではもちろんのこと、ボディケアとして、お肌の洗浄や角質ケアなどあらゆるシーンでご自由な用途でお使いいただけます。
「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」
ミトンタイプなので力が込めやすく、ギュッギュッとつかみ洗いができます。パイル面は和紙の原料と一緒にくま笹の繊維を漉き込み、さっぱりとした触り心地です。
「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」
>「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」はこちら
発売から人気の「SASA・WASH(ササウォッシュ)」シリーズ。ご愛用中のお客さまからいただいたレビューをご紹介します!
乾きのよさや、洗剤なしでも洗えるところを評価いただきました!ミトンは、その形状ならではの使いやすさを実感いただいるようです。そのため、特に洗剤の使用量を減らしたい方や、つかむように洗いたい方におすすめです。
>「SASA・WASH(ササウォッシュ)」シリーズ一覧はこちら
インドネシアの農場で育てられたへちまから作られた、天然のスポンジです。プラスチック製のスポンジの代替品として、海洋マイクロプラスチック問題や地下資源への過度な依存問題に有効です。
食器や調理器具の洗浄、水まわりのお掃除など、さまざまな用途でお使いいただけます。ウレタンスポンジと比べると泡立ちにくさを感じますが、へちまならではのしっかりとした繊維で汚れを落としてくれます。
使い始めは少し固さがありますが、水分を含ませると柔らかくなり、徐々に手に馴染んできます。また、タグや紐、縫製糸も全て天然繊維で作られています。
※本品は水分を含むと柔らかくなりますが、傷つきが心配な場合はご使用をお控えください。
よりナチュラルな風合いがお好みの方や、ゴシゴシとした洗い心地をお求めの方におすすめです。3個入りなので、食器用・シンク用・洗面台用など、用途に合わせた使い分けにも◎
>「へちまスポンジ 3個入り(エコデパオリジナル)」はこちら
いかがでしたでしょうか。今回はスポンジからの「マイクロプラスチック」流出削減につながるアイテムをご紹介しました。「使い慣れたスポンジがあるから…」という方も、ぜひ一度新たな使い心地のスポンジにトライしてみませんか?
エコデパの「サスティナブルなアイテム」特集では、他にも暮らしのプラスチック削減に貢献するアイテムをご紹介しております。ぜひそちらも合わせてチェックしていただけたらと思います!
<参考文献>
・中嶋亮太『海洋プラスチック汚染ー「プラなし」博士、ごみを語る』、2019年、株式会社岩波書店
・インフォビジュアル研究所『図解でわかる14歳からのプラスチックと環境問題』、2019年、株式会社太田出版
スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と7歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ
こんにちは、エコデパスタッフの目代です。11月に入り一層秋が深まってまいりました。新米も出回りはじめ、食欲の秋真っ盛り。そこで今回はごはんにぴったりの「雪室ぬか」と、こだわりの台所道具をご紹介します。
新鮮な生ぬかと雪国生まれの乳酸菌を使った、エコデパオリジナルのぬか床。塩分が気になる方にも嬉しい、大幅な減塩(塩度約2.5%)を実現しました。冷蔵庫内で漬けられ、かき混ぜは週1回程度でOK!ぬかごと食べられて、格別の美味しさです。
また、ぬかが少なくなってきたら雪室ぬか専用の「たしぬか」を足して、引き続きぬか床をお楽しみください。
「ごはんのおとも」とあわせて用意したいのが、美味しいお米。エコデパおすすめのお米は、宮城県の北東部に位置する登米市で栽培された「宮城県登米産ひとめぼれ」です。
登米市は白鳥の飛来地として有名な「伊豆沼・内沼」(ラムサール条約に指定)や、一級河川である「北上川・迫川」の恵みのもと、豊かな耕土が形成されています。そんな恵まれた環境の中で、農薬や化学肥料をできるだけ少なくして栽培した、特別栽培米です。
「ひとめぼれ」は、「コシヒカリ」と「初星」を掛け合わせて出来たお米で、粘りの強さと飽きのこない甘みが特徴。粘り、甘み、ツヤ、うま味、香りのトータルバランスに優れていて、ひと言でいえば「オールマイティーなお米」です。
炊き上がりはふっくら、食感はもっちりとしていて、冷めてもモチモチ感があるためお弁当などでも美味しくお召し上がりいただけます。
また、2022年度の新米のお届けがスタートしております!新米ならではの美味しさをぜひご堪能ください。
次のページでは、いつものごはんが一味変わる「台所道具」をご紹介します。