黒アリへの対策
住居近くにいるアリは数種類いて、それぞれ食物や住む場所が違います。
アリ類はハチ目アリ科に属する昆虫の総称です。
女王アリを中心とした家族的な生活を営んでいます。
同じ巣のアリ同士、仲間と化学物質(フェロモン)で情報交換をし、
エサの場所や危険を知らせる社会性昆虫です。
大部分は雑食ですが、種類によって食性が多少異なります。
基本的には野外で生活していますが、エサを求めてわずかな隙間から
屋内に侵入することも。私たちの住宅周辺には数種類のアリがいます。
代表的なものは「クロヤマアリ」で、市街地でもよく見られる黒いアリです。
また屋内に侵入する機会が多い種類のアリは以下の通りです。
・イエヒメアリ
本州から沖縄まで分布しており、巣内に多数の女王アリがいるため、繁殖力が旺盛。
また、雑食性であらゆる食品に群がります。低温に弱いため日本の屋外では冬を越せません。
そのため暖房の完備されたビルなどのコンクリートの割れ目や隙間に巣を作ります。
・オオハリアリ
北海道から沖縄まで広く分布し、石や倒木の下、朽木の中などに巣を作ります。
肉食性で、シロアリをエサにするため、屋内に侵入し台所や風呂場の湿った木材中や
コンリートの割れ目などに巣を作ることも。
どの種類のアリが入ってきているかによって、対策も変わってきます。
また、アリが何を目指して住居に侵入してきているかをよく見分ける必要があります。
アリが好むものをアリが集まりやすい場所に置いたままにしておくと、
いくら殺虫剤で対策をしてもなかなか改善されません。
それではアリの習性をみてみましょう。
知っておきたい、アリの習性
1.好物は甘いもの、脂っこいもの
家に入ってくるアリのほとんどは、人間の食べる食物を狙ってやってきます。
特に、砂糖、お菓子、残飯、干物、油物などに好んで群がります。
逆にアリは輪ゴムの臭いを嫌うので、輪ゴムを置いておくといいという話があります。
ですが、輪ゴムなどのゴム製品が好物、というイエヒメアリという種類もいます。
イエヒメアリは高知をはじめとする太平洋岸に見られるアリで、人を咬むこともあります。
2.家に住むためにやってくるアリも
家に住むアリというとシロアリを思い浮かべますが、シロアリはアリではなく
ゴキブリに近い昆虫です。アリ科のいわゆるアリも、家に住むことがあります。
家屋の外壁や腐食部分に群がり、巣をつくります。
3.フェロモンをたどってやってくる
アリは高度に社会化された昆虫で、おいしいものを見つけると巣に帰って仲間に
えさを食べさせます。「うん、おいしい!」となると、仲間をひきつれて
エサの場所へ向かうのですが、そのときたくさんいる仲間が迷わないようにおしりから
「道しるべフェロモン」というものを出します。後につづくアリは、そのフェロモンを
触覚で感知してエサまでたどりつきます。アリが行列を作るのは、
このフェロモンの働きのためなのです。
殺虫剤を使う前に、アリを寄せ付けない環境づくりを
アリが好むものを、アリが集まりやすい場所に置いたままにしておくと、
いくら殺虫剤などで対策をしてもなかなか改善されません。
殺虫剤を手にする前に、アリを集めない環境づくりが大切です。
そのためには、アリが何を目指して住居に侵入してきているかを
よく見分ける必要があります。
(1)食べものは冷蔵庫や密閉容器に入れる。
(2)雑巾掛けをしてアリの通り道となるフェロモンをこまめに拭きとる。
(3)家屋の外壁や木材の腐食部分を修繕・朽木を除去する。
(4)家の周りの土をよく耕して、土の表面をかきまぜる。
(5)黒アリを寄せ付けないアイテムを活用する。
一般的な殺虫剤には農薬を主成分にした製品も多くみられます。
これには強力な殺虫・駆除作用がある反面、人体には危険な成分も含まれてます。
そのため嘔吐や下痢、めまい等を引き起こす可能性や、使用や取り扱いにあたっては
細心の注意が求められます。また、化学物質過敏症への影響や、発ガン性物質含有の懸念も。
こうした、人間や地球環境への負担をできるだけ抑え、殺虫するのではなく「寄せつけない」
という考えから生まれたのが、植物成分の防虫スプレー「バイバイ」シリーズです。
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