こんにちは、エコデパスタッフの目代です。気負わず、手軽に暮らしのプラスチック削減に貢献できる日用品をご紹介する連載コラム「日用品1つからはじめる、脱プラな暮らし」。
vol.5となる今回は、「まな板」をピックアップ。プラスチックのまな板の代替となる、木のまな板をご紹介いたします!
毎日使うまな板をプラスチック製から木製に
手軽に手に入るプラスチックのまな板ですが、包丁の刃があたることで削られ、その小さなプラスチック片は、まな板を洗う際に排水と一緒に流れていってしまうことが考えられます。また、使い古して廃棄処分をした際は、当然ながらプラスチックゴミに。
さらにプラスチックのまな板は、エコロジカルな観点からだけでなく、色移りやにおい移り、黒ずみなど、使い心地の面でもお悩みの方がいらっしゃるのではないでしょうか。毎日使うまな板を、プラスチック製から木製に変えることは、脱プラスチックな暮らしを一歩進めるだけでなく、使い心地の面でもメリットがあります。
木のまな板を使うメリット
・「青森ひば」は天然の抗菌性があって衛生的
「青森ひば」には、強い抗菌力がある「ヒノキチオール」という成分が含まれています。「ヒノキチオール」には防虫や消臭効果もあり、古くから私たちの暮らしの中で重宝されてきました。
・温もり感のある木肌や、木の香りで心も豊かに
木製品ならではの美しい木目や、やさしい手触り。その独特の温もり感から、一つあるだけで私たちの心を穏やかに、そして豊かにしてくれます。また、深い森を思わせる青森ひばやひのきの香りには、リラックス効果や消臭効果も期待できます。
・適度な硬さが包丁の衝撃を吸収し、刃あたりが優しい
適度な硬さの木のまな板なら、包丁の衝撃を吸収してくれるため、刃当たりが優しく手が疲れにくくなっています。また、包丁の刃こぼれも起きにくいのもポイントです。トントンという優しく小気味のいい音は、毎日のお料理を楽しくしてくれます。
・森を育み、私たちの生活を守ることにもつながる
国産材を積極的に利用することは、日本の森林を活性化し、環境保全を推進することにつながります。森林の本来持つ「植える→育てる→収穫する(上手に使う)→植える→育てる」というサイクルが正常化されることで、地球温暖化防止機能、国土保全機能、水源かん養機能等が発揮され、私たちの生活を守ることにも繋がります。
次に、おすすめのまな板を木の種類ごとにご紹介します。
ヒノキチオールの抗菌力で選ぶなら「青森ひばのまな板」
・どっしりと安定感のある、一枚板のまな板
青森県産のひばを使い、職人が一ひとつ丁寧に作ったどっしりと重厚な一枚板のまな板です。厳選された青森ひばの一枚板を贅沢に使っていて、適度な重みで安定感があり、特に大きい野菜(かぼちゃや大根など)を切ったり、魚を捌く際におすすめです。
表面・裏面がわかる焼印付きで、食材ごとの使い分けに便利です。サイズは小・中・大からお選びいただけます。
・軽くて扱いやすい、ロングセラーの薄型まな板
一つひとつ手づくりで、丁寧に仕上げた青森ひばの薄型のまな板です。青森ひばの天然の抗菌作用により、衛生的にお使いいただけます。水切れがいいので早く乾き、黒ずみやカビが発生しにくくなっています。また、厚さが12mmと薄くて軽いので、扱いやすいのも特徴です!
魚、野菜の焼印がついているので、用途に合わせて両面使いができ衛生的です。
薄くても反らないように反り止め加工を施してあります。さらに持ちやすくするため、板の断面を丸くカットしています。
大きさはS〜LLまで、4サイズからお選びいただけます。
他にも、立てられて衛生的な「青森ひば 立つ丸型まな板」や、お豆腐一丁サイズでちょこっと使いに便利な「青森ひば 一丁まな板」もご用意しております!
水切れがよくカビにくい、間伐材を使った「ひのきのまな板」
厳選された日光桧の間伐材を使用した「薄型まな板 日光桧」。「ひのき」の油分で水切れがよく、カビや雑菌の繁殖を防ぎます。
弾力性があり、適度にやわらかい材質なので、毎日使っても刃こぼれの心配が軽減されるのもポイントです。厚さわずか12mmと、軽くて扱いやすいまな板をお探しの方におすすめです。
S〜LLの4サイズをご用意していますので、調理台の大きさや用途に合わせてお選びいただけます。
・「青森ひば」と「ひのき」、どちらの薄型まな板を買うか悩んだら…
「薄型まな板 青森ひば」と「薄型まな板 日光桧」、同じような薄型まな板なので、どちらを選んだらいいの?と迷ってしまわれる方もいらっしゃるかと思います。そこで、選ぶポイントに合わせて、おすすめのまな板をご紹介します!
《抗菌力で選ぶ》
抗菌力で選ぶなら、ヒノキチオールが含まれる「薄型まな板 青森ひば」がおすすめです。
《軽さで選ぶ》
厚さはどちらも全サイズ12mmですが、同じサイズのまな板の重さを比べてみると、「薄型まな板 青森ひば」の方が約100g軽くなっています。そのため、軽いまな板をお探しの方には「薄型まな板 青森ひば」がおすすめです。
《価格で選ぶ》
より手ごろな価格のまな板をお探しの方には「薄型まな板 日光桧」がおすすめです。
木のまな板とあわせて使いたい、青森ひばのまな板立て
せっかく木のまな板を使うのであれば、まな板立ても木製のものを選びたいですよね!「青森ひば まな板立て」は、2本の棒で2枚の板をつなぐシンプルな構造のまな板立てです。
まな板に接する部分を極力少なくしており、まな板を乾燥させる際に、水切れの悪さを解消してくれます。一つひとつ手づくりで、丁寧に仕上げました。
木のまな板を使う際のポイント
最後に、木製のまな板を長く清潔にご愛用いただくための、ちょっとした工夫をご紹介します。
・使う前に、よく水で濡らす
まな板の表面を水で濡らすことで、表面からの水分や、食材を切ったときに出る汁などを吸収しにくくなり、細菌の侵入を防ぎ衛生的です。色移りやにおい移りを防ぐことにもつながります。
・使用後はすぐに洗い、風通しの良い場所で乾かす
使用後はなるべく早く洗い、水気を拭き取り、風通しの良いところに立てかけて保管しましょう。また、急な乾燥や熱を加えることは、割れたり反ったりする可能性がありますので、食器洗浄機や食器乾燥機の使用はお控えください。
いかがでしたでしょうか。今回はプラスチックのまな板に代わる、木のまな板をご紹介しました。天然の抗菌性や刃あたりの優しさ、温もり感など、木ならではの使い心地も嬉しい木のまな板で、脱プラスチックな暮らしを広げていきませんか?
エコデパの「サスティナブルなアイテム」特集では、他にも暮らしのプラスチック削減に貢献するアイテムをご紹介しております。ぜひそちらも合わせてチェックしていただけたらと思います!
ーこのコラムの書き手ー
スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で長野県在住。
夫と8歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ