足もとから冬支度、上質さ×可愛さに大人心をくすぐられる「国産ニット」の靴下

 

 

こんにちは、エコデパスタッフの目代です。朝晩の冷え込みを感じはじめ、あたたかなニット製品を手にしたくなる季節となりました。

 

 

ここ数週間で、お客様からのエコデパオリジナル「国産ニット」アイテムのご注文が増えはじめています。そこで今回は冬支度のシーズンに合わせて、とくに女性が気になる足もとの冷えをカバーしてくれる、「国産ニット」の靴下をご紹介します。

 

 

 

国内自給率1%、国産ニットの現状

 

 

エコデパでお届けするニットは、主に新潟県五泉市で作られています。(※靴下は奈良県産です。)戦後、五泉ニットは高品質な製品を供給し、その技術力はニットの歴史の深いヨーロッパに並ぶまで高まったと言われています。しかし時代と共におしゃれで安い製品の需要が増え、90年代初めに50%あった衣料の国内自給率は今や3%にまで減少、ニット製品にいたってはわずかに1%です。

 

 

自らの技術を守り、継承するため、「五泉ニット工業組合」の若い後継者たちが力を合わせ、工場ブランドの開発、工場見学ツアー、人材育成等が現在盛んに行われています。日々進化を遂げるモノづくりの中に宿る丁寧な仕事、確かな技術、それを身に着けることで心が豊かになる暮らし。それこそ今の時代に必要なものだと私たちは考えます。

 

 

食べ物や生活環境の未来を考えるのと同様に、衣料の消費のあり方や日本の製造業の未来について、想いをめぐらせてみませんか?

 

 

また、以前に「いつもの、読みもの」で「国産ニット」をご紹介した記事がございます。デザイナー目線での「ものづくり」のお話を綴っておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

 

 

>「国産ニットデザイナーがお送りする『作ってみて、使ってみました!』」はこちら

 

 

 

大人可愛いノルディック柄の、あったかソックス

 

「アワユキウール ノルディックソックス(レッド)」

 

 

奈良県の靴下工場で、熟練の職人の高い技術のもとで作られた「アワユキウール ノルディックソックス」。靴下として機能する必要最低限のストレッチ糸を使用し、あとは贅沢にウールのみで仕立てた暖かい一足です。足元が楽しくなる細やかな柄と、あたたかみのある色で秋冬にピッタリ。

 

 

「アワユキウール ノルディックソックス(レッド)」

 

 

エコデパスタッフの間でも発売前から人気のあったアイテムで、私も愛用しています。これまでウールの靴下を手にしたことはありませんでした。

 

 

そのため購入する前は「チクチクしたらどうしよう?」「靴下にしては高い?」というような思いも。ひょっとしたら私と同じような疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そんな方に向けて、Q&A形式でウールの靴下の魅力をお伝えしたいと思います!

 

 

 

Q.ウールの靴下なんて、チクチクしませんか?

A.私はどちらかと言うとウールのチクチクに敏感なタイプですが、このソックスは気になりません。(※感じ方には個人差があります。)

 

 

 

Q.本当に暖かいですか?

A.とても暖かく感じます。コットン等の靴下に比べて、より緻密な感じがして、履いた瞬間から違いが分かりました。

 

 

Q.ニットのお手入れはどうしたらいいですか?

A.お洗濯や普段のお手入れの方法は「ニットのお手入れ方法」のページで詳しくご紹介しています。ニット製品をお買い求めになられましたら、ぜひ一度そちらをご覧の上、日々のお手入れを行っていただくことをおすすめいたします。

 

 

ちなみに私は買ったばかりの「アワユキウール ノルディックソックス」を、誤って乾燥機にかけてしまったことがあります。乾燥機から靴下が出てきたときのショックは忘れません・・・。(ひと回りほど縮んでしまいましたが、なんとか伸ばして履くことができました。)

私のような失敗をされる方はいらっしゃらないかもしれませんが、乾燥機にはかけないようご注意ください!

 

 

 

Q.靴下に2,860円はちょっと気が引けます・・・

A.私も同感でした。でもとにかくデザインが気に入ってしまったので思い切って購入しました。今では心から「買ってよかった!」と思えるアイテムの一つです。

 

 

職人さんの手で丁寧に作られた「アワユキウール ノルディックソックス」は、1シーズンでダメになってしまうような作りではありません。私の場合は今年で2回目の冬を迎えますが(※)、もちろんまだまだ問題なく履けます。(※2020年時点)

 

一方で、ウールの靴下はかかとに穴があきやすいという話も耳にします。万が一穴が空いた場合は、ダーニング(ヨーロッパに伝わる伝統的な衣服の補修方法)にチャレンジしてみよう思っています。

 

 

他の衣類に比べて「消耗品」のような印象のある靴下ですが、「長く愛用できるように大事に履こう。」という思いが湧きました。

 

 

もしこちらでご紹介した以外にご不明な点などがあれば、お問い合わせフォームやお電話で、お気軽にお問い合わせください!

 

 

「アワユキウール ノルディックソックス(レッド)」

 

 

「アワユキウール ノルディックソックス(ブラウン)」

 

 

「アワユキウール ノルディックソックス(ライトグレー)」

 

 

「アワユキウール ノルディックソックス(ネイビー)」

 

 

カラーはレッド、ブラウン、ライトグレー、ネイビーの4色からお選びいただけます。

 

 

>「アワユキウール ノルディックソックス」はこちら

 

 

 

羊の群れがユニークで愛らしい、シープドットソックス

 

「アワユキウール シープドットソックス(チャコール)」

 

 

落ち着いたカラーラインナップで、羊の群れがカワイイ大人の遊び心をくすぐる「アワユキウール シープドットソックス」

 

 

柄が入っているのは足首部分で、足の甲や足裏は至ってシンプル。そのため、一見落ち着いた靴下に見えますが、ボトムスからチラリとのぞく羊たち。そんな大人のユニークさが感じられる、愛らしい一足です。

 

 

「アワユキウール シープドットソックス(チャコール)」

 

 

カラーはチャコール、ブラウン、ネイビーの3色。合わせやすいお色味で、色違いで欲しくなる靴下です。

 

 

「アワユキウール シープドットソックス(チャコール)」

 

 

「アワユキウール シープドットソックス(ブラウン)」

 

 

「アワユキウール シープドットソックス(ネイビー)」

 

 

>「アワユキウール シープドットソックス」はこちら

 

 

 

ゆるめのストレッチ糸を使用した、贅沢であたたかいツートーン靴下

「アワユキウール ツートーンリブソックス(オフホワイト)」

 

 

「アワユキウール ツートーンリブソックス(オフホワイト)」

 

 

カラーはオフホワイト、レッドの2色からお選びいただけます。

 

 

「アワユキウール ツートーンリブソックス(レッド)」

 

 

>「アワユキウール ツートーンリブソックス」はこちら

 

 

 

また、「しない家事(すばる舎)」や「なくす家事(KADOKAWA)」などのご著書で人気のシンプルライフ研究家マキさんが、ご自身のYouTubeで「嬉しいプレゼントと喜ばれるギフト/アニマルウェルフェアと国産ニット」をテーマに、エコデパのアイテムを紹介されています!

 

 

「アワユキウール ノルディックソックス」「オーガニックウール リネンパイルソックス オートミール」も登場しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

 

 

 

>「国産ニット」アイテム一覧はこちら

 

 

 

いかがでしたでしょうか。今回は「国産ニット」製品の中から、靴下についてご紹介しました。上質なウールの靴下はギフトとしてもおすすめです。まずは足もとから、秋冬のコーディネートを楽しんでみませんか?

 

 

 

ーこのコラムの書き手ー

スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と5歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ

 

 

 

乾燥が気になる季節におすすめのスキンケア&ヘアケアアイテム

 

 

こんにちは、エコデパスタッフの目代です。10月も中旬を過ぎ、冬のきりっとした冷たい風を感じるようになりました。これからの季節、特に女性にとって悩みの種になるのが「乾燥」。

 

 

外気だけでなく、暖房が効いた室内の空気も乾燥しており、冬場はお肌の水分が蒸発しやすいと言われています。またお肌だけでなく、髪もパサつきがちに。そこで今回は、乾燥が気になる季節におすすめのスキンケアとヘアケアアイテムをご紹介します。

 

 

 

万能な「バーム」でボディやリップ、ヘアまで全身ケア

エコデパでお取り扱いしている「バーム」は、ボディやリップケアだけでなく、ヘアケアにも使えるマルチなアイテム。またどれも持ち運びに便利なサイズで、1つ持っていると日々の保湿ケアに役立ちます。

 

 

・貴重なミツロウを使用した、家族で使えるマルチバーム

 

「japonmiel オーガニック・マルチバーム」

 

 

日本に0.1%しか存在しない、大変希少な日本ミツバチの巣からとったミツロウと、厳選された植物オイルで作ったご家族でお使いいただけるマルチバームです。

 

 

 

 

ミツロウ(エモリエント成分)に加え、オリーブオイル、シアバター、ホホバオイル、ヒマワリ種子油など、8種類のオーガニック植物原料をバランスよく配合。伸びの良いしっとりとした使い心地で、肌に潤いを与え、乾燥による肌荒れを防ぎます。ほのかにラベンダーとティーツリーのさわやかな香りが広がります。

 

 

また、日本ミツバチのミツロウには、お肌の弱い方にとって刺激となる「プロポリス」が含まれないため、敏感肌の方でもお使いいただけるお肌に優しいクリームです。

 

 

>「japonmiel オーガニック・マルチバーム」はこちら

 

 

また、ミツロウを使ったバームには、オーストラリア産のピュアミツロウとホホバ油やヒマワリ油など6種のオーガニック素材を使用した「ビーズワックスバーム」も。手荒れや体のカサつきが気になる時におすすめです。

 

 

「ビーズワックスバーム 18ml」

 

 

>「ビーズワックスバーム 18ml」はこちら

 

 

 

上品で奥深いローズの香りでリラックス、オーガニックシアバターのバーム

 

「メドウズ(meadows)ローズボディバーム」

 

 

「メドウズ(meadows)ローズボディバーム」は、オーガニックシアバターにオーガニックローズの精油をブレンドしたナチュラルクリームです。シアバターは植物油の中でも水分の蒸散を防ぐ効果が高く、肌や髪に良質な潤いを与えます。

 

 

また、女性ホルモンを促してくれるといわれるローズの精油が、お肌に優しく働きかけます。いわゆる「ローズ」のイメージであるフローラル系とは違った、植物らしさを感じられる高貴な香りも魅力です。

 

 

「メドウズ(meadows)ローズボディバーム」

 

 

私はもう長らくこの「メドウズ(meadows)ローズボディバーム」を愛用していますが、手肌や唇の保湿だけでなく、ヘアワックス代わりにも使用しています。

 

 

敏感肌の私の場合、市販のワックスを使うとフェイスラインのお肌が荒れてしまうのですが、この「メドウズ(meadows)ローズボディバーム」ならお顔についても安心です。一般的なヘアワックスのホールド力には敵いませんが、手のひらで伸ばしたバームを毛先につけて流れをつくったり、パサつきが気になる時につけるとしっとり潤います。

 

 

何よりダマスクバラの奥深く上品な香りがお気に入りで、忙しくて疲れてしまった時や、イライラしたときにおすすめです。

 

 

>「メドウズ(meadows)ローズボディバーム」はこちら

 

 

 

・気分やお悩みに合わせて選べる!5つの香りのシアバーム

 

「メドウズ(meadows)オーガニックシアバーム ラベンダー」

 

 

豊富な使い道と、ベビーから使える優しさが魅力のシアバーム。手や指先、ボディ、唇の保湿だけでなく、ヘアワックスがわりにもお使いいただけます。

 

 

「メドウズ(meadows)オーガニックシアバーム カモミール」

 

 

香りは「フランキンセンス&ローズ」「ラベンダー」「カモミール」「ティートリー」「ネロリ」の5種類からお選びいただけます。

 

 

 

 

指先ですくって、手のひらで溶かすようにしてからお使いいただくと、お肌になじみやすくなります。

 

 

>「メドウズ(meadows)オーガニックシアバーム 」一覧はこちら

 

 

>エコデパの「バーム」一覧はこちら

 

 

ヘアケアにも◎ダマスクローズが優雅に香る「美容オイル」

 

「美容オイル ローズ・デ・アルガン」

 

 

アルガンオイルに、ダマスクローズの香りを加えた「美容オイル ローズ・デ・アルガン」。原料は全て、オーガニック認証を取得した原料を使用しています。

 

 

美肌にうれしいビタミンEを豊富に含み、うるおいを保って肌を柔らかくしてくれます。さらっとした使用感で、肌なじみのよさもポイントです。ヘアオイルとしてもお使いいただけます。

 

 

 

 

「バラの女王」と呼ばれるダマスクローズの華やかで豊かな香りで、いつものスキンケアが優雅なリラックスタイムに。

 

 

「美容オイル ローズ・デ・アルガン」

 

 

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唇の乾燥やくすみをケア、天然成分のリップクリーム

 

「アルテ 紫草リップクリーム」

 

 

植物療法の知恵から生まれたオーガニックコスメ「ARTE(アルテ)」。「ARTE(アルテ)」の製品で使われているほとんどの植物が、日本で無農薬栽培されたハーブまたは野生の植物です。植物の力を最大限に発揮させるために、合成成分を一切使用せず製品を作っています。

 

 

「アルテ 紫草リップクリーム」

 

 

「アルテ 紫草リップクリーム」は、国内で育てた紫草からシコンエキスを抽出してリップクリームにしました。紫草は、古来より素肌をすこやかに整える美容成分として使われてきました。

 


シコンエキスの他、薔薇、トウキ、カミツレなどの植物の力が、唇の荒れを防ぎ、しっとりとした潤いを与えます。天然成分だけで作られているので、唇が敏感な方にも安心です。

 


唇の皮がむける、いつも乾燥している、唇の色が悪いなど唇のお悩みをお持ちの方に、ぜひお試しいただきたいリップバームです。

 

 

>「アルテ 紫草リップクリーム」はこちら

 

 

 

自然由来成分98%以上!生き生きとしたツヤ髪へ導くシャンプー&トリートメント

 

 

 

「japonmiel オーガニック はちみつシャンプー/トリートメント」は髪に優しい日本ハチミツをはじめ、オーガニックのアルガンオイルやオリーブオイル、椿オイルなどの保湿成分を配合。

 

 

「japonmiel オーガニックはちみつシャンプー/トリートメント」

 

 

シャンプーとトリートメントを合わせて使うことで頭皮環境を整え、髪のぱさつきを抑え、ふんわりツヤめく美髪へ導きます。

 

 

「japonmiel オーガニック はちみつシャンプー」

 

 

髪と頭皮の健康を第一に考え、アミノ酸にこだわった「japonmiel オーガニック はちみつシャンプー」。 特にココイルグルタミン酸は、オーガニック認証「COSMOS」で 唯一使用が認められているアミノ酸系の界面活性剤で、 とても低刺激。髪や頭皮をいたわりながら優しく汚れを落とします。

 

 

>「japonmiel オーガニック はちみつシャンプー」はこちら

 

 

 

「japonmiel オーガニック はちみつトリートメント」

 

 

また、トリートメントは希少な日本はちみつを始め、オーガニックのアルガンオイルや オリーブオイルなどの保湿成分や、17種類のアミノ酸を含み美髪効果の高いホワイトバーチ(北海道産)を配合。髪に潤いとツヤをもたらし美しい髪へと導きます。

 

 

「japonmiel オーガニック はちみつトリートメント」

 

 

>「japonmiel オーガニック はちみつトリートメント」はこちら

 

 

 

いかがでしたでしょうか。今回は乾燥が気になる季節におすすめのスキンケア&ヘアケアアイテムをご紹介しました。本格的な乾燥シーズンの訪れの前に、お肌と髪の保湿ケアをはじめませんか?

 

 

 

<参考文献>

かずのすけ・白野実「美肌成分事典」、2019年、株式会社主婦の友インフォス

 

 

 

 

ーこのコラムの書き手ー

スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と5歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ

 

 

第3回 <夜のパン屋さん>はじめました。その1

 

 

第3回
<夜のパン屋さん>はじめました。その1

 

  夜の街の細い通り。シャッターの降りた店の軒先。ぽつんと電球の灯りがともっているその下に、パンが並べられている。ポツリポツリと仕事帰りの人がやってきては、ちょっと立ち話をしてパンを買ってゆく。<夜のパン屋さん>は最初、そんなイメージでした。

<夜のパン屋さん>は、エコデパのメルマガにも紹介していただいたように、企画とプロデユースを私が担当して始まったビッグイシューの新しいプロジェクトです。

 

 ホームレス状態にある人の自立支援のために、雑誌を街中で売る<仕事>作りがビッグ・イシューの仕組みです。もともとはロンドンが発祥。

 

 1冊450円の雑誌を売ると、その約半分の230円が売り上げとなって、販売者の収入になります。お金や物を渡して支援するのではなく、仕事をしてもらう、仕事を渡す。有限会社ビッグ・イシュー日本が雑誌を作って販売者に卸す、販売者さんはだから、言うなれば<個人商店で、会社と販売者はフラットな関係>と最初の頃に聞いて、感動したのを覚えています。また、その雑誌販売の仕事とは別に様々なサポートをする認定NPO法人<ビッグイシュー基金>があります。

 

 ビッグイシューに関わったのは、創刊してしばらくした頃にあったスローフード特集にインタビューしてもらったことがきっかけです。たまたま新聞でビッグイシューのことを知っていた私は、ボランティアで何か協力させてください、と申し出たのでした。実はこれが、自分からオファーした人生初の<営業>です。料理とエッセイのコーナーをいただいて、それが今では料理付き人生相談コーナーへと変遷し、途中、基金の理事を今度はオファーしていただき、今はなぜか共同代表というのを仰せつかってやっております。

 

 私、どう考えても個人行動屋なんです。思いつくといてもたってもいられず、ぴゃーっと走ってしまう困った性癖。組織に属したことがなく、就職試験さえ受けたことがありません。<バイト面接、劇団入団時を除く>だから、「共同代表って一体何をするんですかぁ?ムリですよ、ムリムリ」といった状態でした。でもその時にいただいた答えが、「好きなこと、やっていいです」だったような。<ほんまかな!?私の記憶>というわけで、今回の<夜のパン屋さん>が始まっちゃいました。

 

 いえ、一応大人ですから、そこは頑張りました。理由もあります。

発端は、ビッグイシューにいただいた篤志家の方からのご寄付です。寄付のご意向が、「ただ配って終わってしまうような使い方ではなく、なんらかの循環を生み出すような使いかたをしてください」というものでした。
さて困った。まず好きに使っていいお金ができちゃったわけです。どう使ったらいいものか、悩みました。

 

 パン職人を育てるのもレストランやカフェを営業するのも、常時誰かがいなくてはできないし、それは自分の仕事を抱える私にはムリ。それにそもそも世の中にはすでに、美味しいカフェもレストランもパン屋さんもたくさんある。

 

 でも、パン屋さんの閉店時に残るかもしれないパンたちを引き受けて、夜に再販させていただくというのならできるんじゃないのか?

 この仕組みを教えてくれた十勝生まれの友人がおりました。北海道帯広の地で、地元民に愛される<満寿屋>さんというパン屋さんが、経営する6店舗のパンを集めて夜だけ再販するパン屋さんをしている、というのです。

 その仕組みなら、ビッグイシューの販売者さんにパンのピックアップをしてもらえば仕事作りにもなるし、いける!できる!私の頭の中、ちょっと湧きました!そんなわけで、人生2度目の<営業>、あちこちのパン屋さんを巡って参加をお願いしまくり、<夜のパン屋さん>が始まったのでした。

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は、11月中旬更新予定です。お楽しみに!

 

美しい海を守るために、私たちができる「脱プラアクション」ー食品用ラップ編ー

 

 

こんにちは、エコデパスタッフの目代です。今回は、先週に続いて「美しい海を守るために、私たちができる『脱プラアクション』」をテーマにお届けします。

 

 

多くのプラスチック製品を生産、消費している日本。大量のプラスチックが日常的に利用される暮らしが当たり前になっており、1人当たりの容器包装等プラスチックの発生量が世界で2番目に多いとされています。そして世界第3位のプラスチックの生産国として、世界の海洋プラスチックごみ問題の一因を作りだしていると言われているのです。

 

 

「プラスチックの海洋汚染問題」や「マイクロプラスチック」については、「美しい海を守るために、私たちができる『脱プラアクション』ー食器洗い編ー」で詳しくご紹介しています。まだお読みでない方は、そちらからご覧ください。

 

 

>「美しい海を守るために、私たちができる『脱プラアクション』ー食器洗い編ー」はこちら

 

 

前回はご家庭でできる「脱プラアクション」として、食器洗い(スポンジ)についてご紹介しました。今回は、食品の保管など便利な食品用の「ラップ」をクローズアップします。

 

 

 

ついつい「ラップ」を多用していませんか?

 

 

 

私たちの暮らしに欠かせない「ラップ」。日本では1960年に家庭用ラップの販売が開始されました。市販のラップはどれも同じように見えますが、素材が異なる場合も。主に使われているのは「ポリエチレン」や「ポリ塩化ビニリデン」などで、プラスチックを原料に作られています。

 

 

素材によって耐熱温度や耐冷温度が異なり、食品安全委員会の「食品用ラップフィルムから溶出する物質について」では、次のようなことが注意書きとして記載されています。

 

 

「市販のラップフィルムには、材質、用途や耐熱温度などの特性、取扱い上の注意事項などが表示されています。注意事項に従わない使い方をするとラップフィルムが破れたり溶けたりして食品に入るおそれがあります。注意事項に従った取扱いをすることが必要です。」

 

 

「油性の強い食品を電子レンジで加熱する場合は、ラップフィルムで直接包まず、食品を深めの耐熱容器に入れ、ラップフィルムは食品に直接触れないように容器にかぶせて使用する。」

 

 

 

 

ラップは基本的には使い捨てのため、食器洗い用スポンジなどの繰り返し使うプラスチック製品に比べて、ゴミになるまでのサイクルが短いという特徴があります。

 

 

また、スーパーでお肉やお魚を買う時についてくる食品トレーと違って、ラップは丸めてしまえば量(かさ)が小さくなります。1回に捨てる量は少なく見えても、使用頻度と捨てる頻度が高ければ、自ずと廃棄量も多くなってしまうのです。

 

 

 

今日からできる、未来を見据えたラップの使い方

 

 

プラスチックゴミを減らすために、そしてよりよい未来を作っていくために、私たちはどのようにラップを使っていけばいいのでしょうか。

 

 

 

包むものの大きさ・量に合わせて使う

勢い余ってラップを出しすぎたり、汁漏れなどを心配するあまり何重にも包んでいることはありませんか?必要最低限の量を使うように心がけるだけでも、ラップの消費量は減少します。

 

 

 

ラップに代わるアイテムを使う

これまで当然のように食品の保管などに使ってきたラップですが、本当にラップでなければならないのでしょうか。

 

 

例えばごはんの残りを冷蔵庫で保管する際、洗って繰り返し使用できるフタ付きの容器を使えば、ラップを使わずに済みます。フタ付きの容器がない場合も、深めのお皿に入れて、ひっくり返した平皿を乗せればフタになります。

 

 

最近ではラップ代わりに使える、シリコン製のフタや「蜜ろうラップ」も見かけるようになりました。また、古くから日本で使われていた「さらし」もラップの代替品として注目されています。

 

 

 

繰り返し使えて、炊事に家事に大活躍の「未晒し木綿」

 

 

オーガニックコットンで作った無漂白のさらし。精錬工程においても石油系界面活性剤不使用なので、食品に触れたり、赤ちゃんやお肌の弱い方にも安心してお使いいただけます。

 

 

ラップ代わりに包んだり、そのまま冷凍や解凍も。もちろんふきんとしても使え、アイディア次第で用途が広がります。薄くて早く乾き、洗ってくりかえし使えるエコ製品なので、使い捨てのラップやキッチンペーパーの使用量を減らすことにつながります。

 

 

使い方の例

 

・おにぎりを握る時に

 

 

水で濡らして絞った「未晒し木綿」でおにぎりを握れば、炊きたてごはんでも手が熱くならず、ごはんもくっつきません。

 

 

私の場合、おにぎりは手でそのまま握るか、キッチンペーパーを水で濡らしたものを使って握っていました。キッチンペーパーを使うと手が熱くならないのはいいのですが、ラップ同様使い捨てです。また水で濡らした後、慎重に絞って広げないと破れてしまうことも。

 

 

その点、丈夫な「未晒し木綿」ならギュッと絞っても安心です。また、手に水をつけて直接おにぎりを握った時と比べて、水気がごはんに均等に行き渡るためか、ビシャッとすることもありません。5歳の娘は「さらしを使って握った方が美味しい!」と言って食べています。

 

 

 

・豆腐やヨーグルトなどの水切りに

 

 

 

・野菜の水気を取る時に

 

 

 

・コーヒーのドリップに

 

 

 

・せいろでの蒸し料理に

 

 

サイズは幅34cm×長さ200cm。用途に合わせてカットしてお使いいただけます。(はさみで切り込みを入れれば、裂くことができます。)

 

 

台所以外でも、赤ちゃんのお口拭きや沐浴布、布おむつとして。マスクの内側のあて布や、傷の手当てなど、暮らしの様々な場面で活躍します。

 

 

 

 

>「オーガニックコットン 未晒し木綿(2m)」はこちら

 

 

 

吸水性・抗菌力・通気性も◎包んで、敷いて使える「クッキングウッドシート(経木)

 

 

「未晒し木綿」で握ったおにぎりを包みたいときは、北海道産のシナの木を薄くスライスして作った「クッキングウッドシート」がおすすめです。漂白剤などの薬品を一切不使用なので、安心して食品にお使いいただけます。

 


またシナには吸水性・抗菌力・通気性があり、おにぎりを包む際や、天ぷら等の揚げ物料理にも最適。

 

 

 

使い方の例

 

・揚げ物料理に

 

 

 

・お肉やお魚の保存に

 

 

ドリップを吸ってくれるので肉や魚の味と鮮度を保ち、調湿効果で食材がパサつきません。冷蔵庫で保存する時に、また冷凍のお肉やお刺身の解凍にも。

 

 

 

 

 

また、肉や魚をまな板で切る際、食材の下に敷くとまな板に汚れが付かないので、匂い移りや抗菌性が気になる方に。

 

 

 

・お弁当の仕切りとして

 

 

はさみで丁度いい大きさにカットして、バランやアルミカップの代わりに。余分な油や水分もウッドシートが吸ってくれるので、お弁当にぴったりです。

 

 

>「クッキングウッドシート 30枚入 北海道産経木」はこちら

 

 

 

食品の保存、調理に繰り返し使える!プラスチックフリーの「Stasher(スタッシャ―)」

 

 

 

環境に配慮した、安全で繰り返し使える特許取得・純度100%のプラチナシリコーン製の密閉保存シリコーンバック「Stasher(スタッシャ―)」約3000回の冷凍・加熱に耐えられるから経済的。ピンチロックシステムで密閉できるので液漏れもしません。

 

 

作り置きのおかずや残り物のご飯を冷凍、冷蔵保存することができ、ラップ(プラスチック)の使用削減にもつながります。

 

 

 

 

 

 

 

耐熱温度は250℃、耐冷温度は-18℃。加熱・冷凍OK。幅広い温度に対応しています。電子レンジ、コンベクションオーブン、湯せんでの調理、冷蔵、冷凍での保存、食洗機での洗浄が可能です。

 

 

 

 

>「Stasher(スタッシャ―)」はこちら

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。今回は「美しい海を守るために、私たちができる『脱プラアクション』」として、食品用ラップとその代替品についてご紹介しました。

 

 

エコデパジャパンでは環境への取り組みとして、木製品をはじめとしたプラスチックに変わる製品の販売や、生分解性の高いプラスチックフリーの袋の試作を行ってきました。

 

 

 

 

これからも素材や製法など、サスティナビリティに配慮したアイテムを通して、人々の暮らしを豊かに、そして地球環境に貢献していきたいと考えています。

 

 

プラスチックごみによる海洋汚染は、途方もなく大きな問題です。国や企業などの大きな力に加えて、一人一人が暮らしを振り返り、行動や習慣を変えていく必要があります。まずは毎日使用している身近なプラスチック製品の見直しから、はじめてみませんか?

 

 

 

 

<参考文献>

・小安宏幸「地球が危ない!プラスチックごみ③」、2020年2月、株式会社汐文社

・食品安全委員会「食品用ラップフィルムから 溶出する物質について」、2020年10月12日参照

 

 

 

 

ーこのコラムの書き手ー

スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と5歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ

美しい海を守るために、私たちができる「脱プラアクション」ー食器洗い編ー

 

 

こんにちは、エコデパスタッフの目代です。日本でレジ袋が有料になって、3ヶ月が経過しました。今ではレジ袋よりも、エコバッグを利用される方が圧倒的に増えたように感じます。

 

 

そもそもこの「レジ袋の有料化」は、世界的に問題になっている「プラスチックによる海洋汚染」の解決策の一つとして実施されました。エコデパではそういった家庭単位でのエコ活動が、地球環境を守り、育むための一歩だと考えています。

 

 

レジ袋の削減以外にも、家庭で簡単にできる「脱プラアクション」がいくつもあります。例えばペットボトル飲料を買わないようにしたり、買った場合はリサイクルをすること。食器や掃除用のスポンジ、ラップの素材を見直すこと。また、プラスチック製のお弁当箱やお箸を木製に替えてみることも、そのアクションの一つです。

 

 

ただあまりに過激に「脱プラ」を推進すると、暮らしに支障が出ることもあるかもしれません。また、「脱プラ」への気持ちが強くなり、本当にプラスチックが必要な誰かのことまで非難したくなることもあるのではないでしょうか。

 

 

海洋プラスチックごみ研究の第一人者である磯辺篤彦氏も著書「海洋プラスチックごみ問題の真実」の中で、「極端な予防原則は、考え方として危うさを伴うことを知っておくべきだ」と述べられています。

 

 

プラスチックは様々な面で私たちの暮らしを便利にしました。ペットボトルを例にすれば、衛生面や輸送の面です。水道の蛇口をひねれば飲用水が出てくる日本では忘れがちですが、世界には水道水が飲めない地域が数多くあります。

 

 

 

 

このペットボトルがあったからこそ、きれいな水を衛生的な状態で、さらに低コストで輸送することができたのです。私たちはそういったプラスチックの社会への大きな貢献も忘れずに、これからは未来を見越した使い方、捨て方を考え、実行していかなければならないのはないでしょうか。

 

 

また、「脱プラアクション」をはじめとしたエコ活動は、個人単位だと環境への貢献度が頼りなく見えるかもしれません。しかしレジ袋の削減のように広く普及し、何億人、何十億人の人が日常的に行ったとしたら。そのインパクトは大きく、確実なものになる可能性があります。

 

 

そこで「いつもの、読みもの」では「美しい海を守るために、私ができる『脱プラアクション』」と題して、お家で簡単にできる「脱プラアクション」をご提案してまいります。第一回目の今回は、改めてプラスチックの海洋汚染問題について触れながら、これからの時代の「食器洗い」についてご紹介します。

 

 

 

あらためてプラスチックの海洋汚染問題とは?

 

 

海に大量に流入するプラスチックが、世界的な問題となっています。経済の成長や便利なライフスタイルへの移行と共に増加の一途をたどってきた、海洋を汚染するプラスチックごみ。

 

 

多くのプラスチック製品を生産、消費している日本も、無関係ではありません。国際的にも大きな責任を持つ国の一つとして、この「海洋プラスチック問題」の解決に向けて早急に対応していく必要があります。

 

 

2050年には海洋プラスチックごみは海の魚の量を上回り、消費する原油の20%がプラスチック生産に使用されると予測されています。

 

 

大量のプラスチックが日常的に利用される暮らしが当たり前になっている日本は、1人当たりの容器包装等プラスチックの発生量が世界で2番目に多いとされています。そして世界第3位のプラスチックの生産国として、世界の海洋プラスチックごみ問題の一因を作りだしていると言われているのです。

 

 

 

回収が困難なマイクロプラスチックの問題も

大きさが5mm以下の「マイクロプラスチック」による海洋汚染も問題になっています。マイクロプラスチックは二つに分類され、一つは洗顔料や歯磨き粉に含まれるスクラブ剤のマイクロビーズなどの「一次マイクロプラスチック」です。日本では2016年から化粧品メーカーによる自主規制が始まりました。

 

 

そしてもう一つは海に放出されたプラスチック製品が粉砕、細分化された「二次マイクロプラスチック」です。マイクロプラスチックはその小ささゆえに回収が困難とされ、海の生き物の体内に堆積し、ゆくゆくはその海産物を食べる人間に戻ってくるのです。マイクロプラスチックの発生抑制対策として、日本では普及啓発や廃棄物管理、リサイクルの推進等が図られています。

 

 

また私たちが家庭で日常的に使っているスポンジ。スポンジの多くはポリウレタンやポリエステルなどのプラスチックを原料とした素材で作られています。このスポンジはゴミとして捨てた後だけでなく、使い続けることで劣化し、マイクロプラスチックとなって排水されると言われています。

 

 

 

 

脱プラ素材の食器洗い用スポンジを選ぶことは、キッチンで手軽にできる脱プラスチック活動の一つです。レジ袋の削減に取り組みとともに、食器洗い用スポンジも見直してみませんか?

 

 

 

これからの時代の食器洗い「SASA・WASH(ササウォッシュ)」

 

 

ささ和紙糸のタオル地でできた食器洗い「SASA・WASH(ササウォッシュ)」。「ささ和紙」はクマザサの葉をパウダー状にして梳きこんだ和紙から作られた繊維で、吸水力・吸油力に優れています。そのため多少油が付着したお皿などは、洗浄剤をつけなくても、水洗いで十分きれいに洗えます。

 

 

 

 

また「ささ和紙」には天然の抗菌性がある為、使用後の生乾きタオルの菌の増殖を防ぐ効果も。一般的なスポンジに比べると泡立ちは劣りますが、素材の持つ洗浄力でしっかりと汚れを落とします。

 

 

サイズは約18.5×11cmで、扱いやすい大きさで、食器洗い以外にも、お風呂掃除や洗面台掃除にも大活躍。プラスチック製のスポンジの代替品として、自信を持っておすすめできます。

 

 

 

 

 

 

>「SASA・WASH(ササウォッシュ・食器洗い用)」はこちら

 

 

 

ー「SASA・WASH」愛用中のエコデパスタッフ山下のひとことー

 

私は、食器洗いも脱プラしたいという思いから「SASA・WASH」を使いはじめました。「コットンたわし」や「セルローススポンジ」などもある中で、私が「SASA・WASH」を選んだ理由は2つ。

 

1.素材の「ささ和紙」が持つ、天然の抗菌・防臭性。

 

2.生地に凹凸があり、シャリっとした肌触りなので、汚れが落ちそう!

 

 

実際に使用してみてまず感じたのは、汚れ落ちの良さでした。泡立ちはよくないものの、素材が油分を吸収する作用を持つ和紙なので、軽い汚れは洗剤を使わなくても簡単に落ちました。また、たわしやスポンジのザラザラ面で洗いたくないもので、汚れがこびりついている場合も「SASA・WASH」なら傷がつくことなく、汚れはスッキリ!

 

 

 

 

薄手ながら丈夫で、乾きがいいのも大きなポイントです。もう数ヶ月使用していますが、ニオイもしないので助かっています。汚れやニオイが付着した時は重曹で煮洗いをすると、ある程度きれいになります。一般的なスポンジとは違った使い心地を実感していただけると思います。

 

 

洗剤は粉石けん「美葉うぉっしゅ」をお湯で溶かして作った「プリン状石けん」使っています。生分解性が高い上、原料には食用植物油の廃油を使用した「美葉うぉっしゅ」。より環境へのやさしさに配慮した洗剤をお探しの方におすすめです。

 

 

エコデパコデパのロングセラー商品でもあり、食器洗いだけでなく、洗濯や水回りのお掃除など、暮らしの様々な汚れにお使いいただけます。

 

 

 

 

>「美葉うぉっしゅ」はこちら

 

 

 

いかがでしたでしょうか。今回は脱プラの暮らしとして食器洗いについてご紹介しました。次回は同じく「美しい海を守るために、私ができる『脱プラアクション』」として、ラップやキッチンペーパーの代替品として注目されている「未晒し木綿」についてご紹介します。

 

 

 

<参考文献>

・環境省 大臣官房審議官 早水 輝好「海洋ごみとマイクロプラスチックに 関する環境省の取組」、2016年

・磯辺篤彦「海洋プラスチックごみ問題の真実」、2020年7月、株式会社化学同人

 

 

 

 

 

 

 

ーこのコラムの書き手ー

スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と5歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ

ぬかごと食べられて格別の美味しさ!「雪室ぬか」人気の秘密

 

 

こんにちは、エコデパジャパンの目代です。エコデパの食品の中で一番の人気を誇る「雪室ぬか」。一部を除いて、ここでしか買えないオリジナル商品で、「雪室ぬか」を買うためだけにエコデパのWebサイトにご来店される方もいらっしゃるほど。社内でもファンが多く、たくさんのエコデパスタッフがぬか漬けライフを楽しんでいます。

 

 

そこで今回は、エコデパが「雪室ぬか」をはじめとした発酵食品をお届けする理由から、「雪室ぬか」の美味しさや人気の秘密までご紹介します。

 

 

 

エコデパが「雪室ぬか」などの発酵食品をおすすめする理由

エコデパでは「雪室ぬか」だけでなく、調味料や「ごはんのおとも」など、様々な発酵食品を取り揃えています。そしてこれからさらに充実させていく予定です。

 

 

なぜそんなにも発酵食品に力を入れているのか。それは発酵食品の摂取が健康の維持・向上の為にとても重要な役割を担うと考えているためです。

 

 

自らが保有する健全な腸内の菌と共存する生活を実践する事は、多少のストレスや環境変化に負けない身体を作り上げることにつながり、ひいては病院や薬に頼ることのない生活を実践できる要因であろうと考えます。エコデパが今、敢えて発酵食をおすすめするのはこのような理由からなのです。

 

 

また、当社の代表取締役である富士村夏樹の曽祖父である正垣角太郎は、国内に於ける乳酸菌研究の第一人者でありました。1914年、当時所有していた銅山を売って資金調達をし、東ヨーロッパから乳酸菌を買い集め、京都に国内初の乳酸菌研究所「不老園」を設立、日本ではじめてヨーグルトの製造に着手致しました。

 

 

その後、祖父の正垣一義はその研究を引き継ぎ、細菌学者として昭和23、24年二度に亘り、国会にて「長寿論と有効細菌について」と題し、国民体質改善を目的とした腸内細菌の重要性について講演を実施。賞詞を受けたという乳酸菌研究の第一人者でありました。

 

 

当時の研究所には乳酸菌飲料「Y」で有名なあの「ガゼイシロタ株」を発見した代田さんも雇用していた時代があった様です。

 

 

 

腸内環境を整えることの重要性とは?

腸内細菌は、赤ちゃんが出産時に母親から受け継ぐ乳酸菌類であり、まさに免疫(いのち)の財産です。全身に纏った細菌群が幼少頃迄に腸内に集結しその後定着、生涯に亘り、免疫力と密接な関係があると言われています。

 

 

つまり人類の長い進化の歴史の中で、ヒトの腸内を住処とするように適応馴化し、宿主と共生関係をもつようになった腸内細菌が棲みついて共存しています。

 

 

これらの腸内細菌群には、乳酸菌だけではなく多種多様な菌が集まって腸内菌叢(フローラ)【フローラとは「叢」(くさむら、かたまり、群)の意】をつくっています。

 

 

細菌叢のバランスが良い状態であれば、乳酸菌等の有益菌(善玉菌)が腸の働きを活発にして消化吸収を助け、養分をからだに採り入れ、ひいてはからだの免疫力を高めることに直結します。

 

 

逆に腸内環境のバランスが悪くなっていくと(悪玉菌の増殖等)すべての養分を分解することができず、そのままからだの外に排出してしまうのです。

 

 

先に述べたように、細菌群は宿主との共生関係をもつようになった固有の腸内細菌叢です。一般的に食事など外からの摂取により腸内菌を増やす事よりも、むしろ自身の腸内菌の環境を整えていく為に発酵食などの積極的な摂取が重要であり、そこは意外と広く知られていないことでもあります。

 

 

 

「雪室ぬか」の美味しさと根強い人気のわけ

 

 

1.厳選した原材料と、こだわりの生ぬかを使用している

雪室で貯蔵した特別栽培の新潟県産コシヒカリのぬか、新潟県の景勝地である「笹川流れ」の海水で作った塩、焼津産のかつおパウダー、北海道産の真昆布と日高昆布。

 

 

すべての材料にこだわり何度も試作を重ねた結果、驚くほど美味しく、自慢の味に仕上がりました。また、一度加熱した炒りぬかを使用しているものが多い中、 本品は新鮮な生ぬかを使用することで、 ぬか本来の風味を大切にしています。

 

 

 

2.からだにやさしい大幅な減塩(塩度約2.5%)を実現!

一般的なぬか床は雑菌の繁殖を抑えるために、生ぬかを加熱殺菌した炒りぬかを使用し、さらに塩分濃度を高くするなどして雑菌を抑制しています。

 

 

雪室ぬかに使用している、低温増殖性乳酸菌ウオヌマ株は、「塩分濃度6%以下での活動が活発」「雑菌が繁殖しにくい冷蔵庫内の温度で繁殖する」という特徴があります。

 

 

このため加熱殺菌をしていない生ぬかでも、冷蔵庫内で保管することにより、低温増殖性乳酸菌ウオヌマ株が勢いよく増殖し優勢となり、雑菌の繁殖を抑制します。

 

このため、一般的なぬか床のような塩分濃度(10〜15%)にする必要がなく、新鮮な生ぬかの美味しさと、からだにやさしい大幅な減塩(2.5%)を実現することができました。

 

 

 

 

3.においが気にならない

ぬか床に使用される一般的な乳酸菌は、中温性乳酸菌(20〜30度くらいが適温)とされており、常温保管に適しています。そうすると、同じ温度帯を適温とし、においの原因になる産膜酵母・酪酸菌が増殖します。

 

 

一方でウオヌマ株の場合は低温でも増殖します。そのため冷蔵庫で保管した場合、産膜酵母と酪酸菌の増殖を低減させたまま、乳酸菌を増やすことができるため、においが気にならないぬか床になります。

 

 

 

 

4.混ぜる頻度が少なくて済む

ぬか床を混ぜなければならないのは、前述の産膜酵母・酪酸菌が増殖しすぎてしまわないようにする(好気性の酵母に酸素を与えない、酪酸菌を酸性度の高い乳酸菌の中に混ぜ込む)ことが目的です。しかし、この雪室ぬかの場合は、低温で保管するので産膜酵母・酪酸菌が増殖しづらく、結果的に混ぜる頻度が少なくて済みます。(1週間に1回程度で充分です)

 

 

 

 

5.酸っぱくなりすぎない

ウオヌマ株の「pHの低下が少ない」という特長のため、一般的なぬか漬けに比べると酸味が抑えられます。

 

 

 

ずぼらな私でも美味しく楽しい!ぬか床ライフ

 

 

冒頭でもお伝えしましたが、エコデパ社内でも「雪室ぬか」のファンが多く、たくさんのスタッフがぬか漬けライフを楽しんでいます。

 

 

そのうちの一人である私は、これまでに何度か市販のぬか床にチャレンジしたことがあります。ただ、ズボラな性格のせいで、お手入れに失敗。ぬか床をダメにしてしまったことがあります。

 

 

そんな私が、もう一度ぬか床ライフを始めるきっかけになったのが「雪室ぬか」です。冷蔵庫で保管できるという安心感と、かき混ぜの頻度の少なさから、負担なく楽しく続けられています。

 

 

そして何より他では味わったことのない、フレッシュなぬかの風味!初めて食べた時には驚きました。洗わずにぬかごと食べられるので、ぬかの減りが早いのが悩みの種です。でもそれだけぬか自体が美味しいという証拠でもあります。

 

 

「ぬか床をダメにしてしまったことがある」、「思うような味のぬか漬けにならなかった」という方にも、ぜひ一度お試しいただきたいぬか床です。

 

 

格別な美味しさの「雪室ぬか」でぬか床ライフを楽しみませんか?

 

 

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ーこのコラムの書き手ー

スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と5歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ