こんにちは、エコデパスタッフの目代です。朝晩の冷え込みを感じはじめ、あたたかなニット製品を手にしたくなる季節となりました。
ここ数週間で、お客様からのエコデパオリジナル「国産ニット」アイテムのご注文が増えはじめています。そこで今回は冬支度のシーズンに合わせて、とくに女性が気になる足もとの冷えをカバーしてくれる、「国産ニット」の靴下をご紹介します。
国内自給率1%、国産ニットの現状
エコデパでお届けするニットは、主に新潟県五泉市で作られています。(※靴下は奈良県産です。)戦後、五泉ニットは高品質な製品を供給し、その技術力はニットの歴史の深いヨーロッパに並ぶまで高まったと言われています。しかし時代と共におしゃれで安い製品の需要が増え、90年代初めに50%あった衣料の国内自給率は今や3%にまで減少、ニット製品にいたってはわずかに1%です。
自らの技術を守り、継承するため、「五泉ニット工業組合」の若い後継者たちが力を合わせ、工場ブランドの開発、工場見学ツアー、人材育成等が現在盛んに行われています。日々進化を遂げるモノづくりの中に宿る丁寧な仕事、確かな技術、それを身に着けることで心が豊かになる暮らし。それこそ今の時代に必要なものだと私たちは考えます。
食べ物や生活環境の未来を考えるのと同様に、衣料の消費のあり方や日本の製造業の未来について、想いをめぐらせてみませんか?
また、以前に「いつもの、読みもの」で「国産ニット」をご紹介した記事がございます。デザイナー目線での「ものづくり」のお話を綴っておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
>「国産ニットデザイナーがお送りする『作ってみて、使ってみました!』」はこちら
大人可愛いノルディック柄の、あったかソックス
奈良県の靴下工場で、熟練の職人の高い技術のもとで作られた「アワユキウール ノルディックソックス」。靴下として機能する必要最低限のストレッチ糸を使用し、あとは贅沢にウールのみで仕立てた暖かい一足です。足元が楽しくなる細やかな柄と、あたたかみのある色で秋冬にピッタリ。
エコデパスタッフの間でも発売前から人気のあったアイテムで、私も愛用しています。これまでウールの靴下を手にしたことはありませんでした。
そのため購入する前は「チクチクしたらどうしよう?」「靴下にしては高い?」というような思いも。ひょっとしたら私と同じような疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そんな方に向けて、Q&A形式でウールの靴下の魅力をお伝えしたいと思います!
Q.ウールの靴下なんて、チクチクしませんか?
A.私はどちらかと言うとウールのチクチクに敏感なタイプですが、このソックスは気になりません。(※感じ方には個人差があります。)
Q.本当に暖かいですか?
A.とても暖かく感じます。コットン等の靴下に比べて、より緻密な感じがして、履いた瞬間から違いが分かりました。
Q.ニットのお手入れはどうしたらいいですか?
A.お洗濯や普段のお手入れの方法は「ニットのお手入れ方法」のページで詳しくご紹介しています。ニット製品をお買い求めになられましたら、ぜひ一度そちらをご覧の上、日々のお手入れを行っていただくことをおすすめいたします。
ちなみに私は買ったばかりの「アワユキウール ノルディックソックス」を、誤って乾燥機にかけてしまったことがあります。乾燥機から靴下が出てきたときのショックは忘れません・・・。(ひと回りほど縮んでしまいましたが、なんとか伸ばして履くことができました。)
私のような失敗をされる方はいらっしゃらないかもしれませんが、乾燥機にはかけないようご注意ください!
Q.靴下に2,860円はちょっと気が引けます・・・
A.私も同感でした。でもとにかくデザインが気に入ってしまったので思い切って購入しました。今では心から「買ってよかった!」と思えるアイテムの一つです。
職人さんの手で丁寧に作られた「アワユキウール ノルディックソックス」は、1シーズンでダメになってしまうような作りではありません。私の場合は今年で2回目の冬を迎えますが(※)、もちろんまだまだ問題なく履けます。(※2020年時点)
一方で、ウールの靴下はかかとに穴があきやすいという話も耳にします。万が一穴が空いた場合は、ダーニング(ヨーロッパに伝わる伝統的な衣服の補修方法)にチャレンジしてみよう思っています。
他の衣類に比べて「消耗品」のような印象のある靴下ですが、「長く愛用できるように大事に履こう。」という思いが湧きました。
もしこちらでご紹介した以外にご不明な点などがあれば、お問い合わせフォームやお電話で、お気軽にお問い合わせください!
カラーはレッド、ブラウン、ライトグレー、ネイビーの4色からお選びいただけます。
羊の群れがユニークで愛らしい、シープドットソックス
落ち着いたカラーラインナップで、羊の群れがカワイイ大人の遊び心をくすぐる「アワユキウール シープドットソックス」。
柄が入っているのは足首部分で、足の甲や足裏は至ってシンプル。そのため、一見落ち着いた靴下に見えますが、ボトムスからチラリとのぞく羊たち。そんな大人のユニークさが感じられる、愛らしい一足です。
カラーはチャコール、ブラウン、ネイビーの3色。合わせやすいお色味で、色違いで欲しくなる靴下です。
ゆるめのストレッチ糸を使用した、贅沢であたたかいツートーン靴下
カラーはオフホワイト、レッドの2色からお選びいただけます。
また、「しない家事(すばる舎)」や「なくす家事(KADOKAWA)」などのご著書で人気のシンプルライフ研究家マキさんが、ご自身のYouTubeで「嬉しいプレゼントと喜ばれるギフト/アニマルウェルフェアと国産ニット」をテーマに、エコデパのアイテムを紹介されています!
「アワユキウール ノルディックソックス」や「オーガニックウール リネンパイルソックス オートミール」も登場しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。今回は「国産ニット」製品の中から、靴下についてご紹介しました。上質なウールの靴下はギフトとしてもおすすめです。まずは足もとから、秋冬のコーディネートを楽しんでみませんか?
ーこのコラムの書き手ー
スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と5歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ