こんにちは、エコデパスタッフの目代です。紫外線が気になる季節になりました。紫外線はシミやシワ、たるみなどのお肌への影響だけでなく、白内障をはじめとした目の病気を引き起こす原因になることも。また、暑い夏は汗による刺激も気になります。
そこで今回は、紫外線などによる肌ダメージの予防・ケアにおすすめの、日焼け止めやスキンケアグッズをご紹介します!
おさえておきたい「紫外線」の基礎知識
太陽光に含まれる光線の一種、紫外線。空気中で散乱し、地面などで反射するため、日陰にいても避けられません。日陰は日向の紫外線量の約50%とされています。
また、紫外線は雲やガラスを通り抜けるので、曇りの日や室内でも紫外線を浴びてしまいます。紫外線は熱を出さず目に見えない光なので、浴びていてもとくに実感がないのも注意すべきポイントです。
昔はビタミンD合成のために、太陽の光を浴びることが推奨されていました。ただ現在では、ビタミンD合成に必要な日光は、日常生活の中で十分浴びられるため、わざわざ浴びなくてもよいと考えられています。
紫外線の種類
太陽から届く紫外線にはUVA、UVB、UVCの3種類あります。その中で地上に届くのはA波とB波です。
・A波
波長が長く、お肌の奥の真皮にまで届く。色素細胞がダメージを受け、たるみやシワの原因に。
・B波
波長が短く、主に皮膚の表面に影響を与え、シミやくすみの原因に。
季節や時間による紫外線量の変化
紫外線は1年間の中で7月8月にもっとも多くなります。また、1日の中で紫外線量が多くなるのは太陽が一番高くなる、正午前後。そのため7月、8月の10時から14時ごろは、特に紫外線に注意が必要です。
紫外線がもたらす健康への影響
紫外線による健康への影響には、急性のものと慢性のものの2つに分けられます。
急性の影響
お肌の日焼けだけでなく、紫外線角膜炎(雪目)、免疫機能の低下が起こるとされています。
慢性の影響
シミやシワ、皮膚がんなどの皮膚への影響と、翼状片や白内障などの目の疾患を引き起こす可能性があります。
次に効果的にUV対策をするためのポイントをご紹介します。
効果的なUVケアをするためのポイント
屋外にいる場合、私たちは上空から地上に向かう紫外線だけでなく、地面で反射された紫外線も浴びています。上からの日差しを防ぐ帽子や日傘だけでなく、地面から反射する紫外線にも気をつけながら、対策をとる必要があります。
では具体的にどのような紫外線対策をすればいいのでしょうか。6つのポイントをご紹介します。
1.屋外活動の時間を調整する
2.日陰を利用する
3.できるだけ肌の露出を少なくする
4.帽子を着用し、日傘をさす
5.サングラスをかける
6.日焼け止めを使用する
お肌に負担の少ない日焼け止めの選び方
顔などの衣類で覆えない部分は日焼け止めを活用しましょう。日焼け止めは「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」を使って紫外線を予防する、2種類に分けられます。
・紫外線吸収剤
紫外線吸収剤の成分(化合物)自体が紫外線を吸収し、皮膚へ紫外線が届くのを防ぎます。まれに「かぶれ」などのアレルギー反応を起こすことも。
・紫外線散乱剤
紫外線を反射・散乱することにより皮膚へ紫外線が届くのを防ぎます。アレルギーを起こすことがほとんどありません。小さなお子さんや敏感肌の方にはこちらがおすすめです。製品には「紫外線吸収剤無配合」や「紫外線吸収剤フリー」あるいは「ノンケミカルサンスクリーン」といった表示がされています。
さらに、日焼け止めを選ぶ際のポイントとして「SPF」と「PA」があります。
・SPF
紫外線のUVB(B波)を防ぐ効果の高さを数値で表すもの。この値が高いほど紫外線を防ぐ効果が高い。
・PA
紫外線のUVA(A波)を防ぐ効果の高さを4段階で表すもの。「+」の数が多いほど効果が高くなる。
+(やや効果がある)
++(効果がある)
+++(非常に効果がある)
++++(効果が極めて高い)
用途やシーンに合わせたSPF、PAの数値の目安は以下の通りです。
・散歩や買い物などの日常生活
SPF10から20/PA+から++
・屋外での軽いスポーツやレジャーなど
SPF20から40/PA++から+++
・屋外での激しいスポーツやマリンスポーツなど
SPF40から50/PA++++
毎日、そして1日に何度も使う日焼け止めは、肌への負担を考えて選ぶ必要があります。むやみに強い日焼け止めを使うのではなく、シーンによって使い分けることがポイントです。
またはじめて使用する化粧品は、パッチテストをしてから使いましょう。
効果的な日焼け止めの塗り方
日焼け止めは外出前に塗るようにしましょう。塗る量はお使いの日焼け止めのパッケージなどで規定の量をご確認ください。
日焼け止めを塗る際は、何ヵ所かに分けてお肌の上に置くと、塗り忘れや塗りむらを避けることができます。服装やシーンによっても異なりますが、太陽光があたりやすい箇所(鼻の頭や頰、肩など)は 念入りに塗りましょう。
また外出前に塗っても、手や衣類に触れたり、汗をかいたりすることで落ちてしまいます。落ちたと思ったときにすぐに重ね塗りするか、こまめに重ね塗りをすることをおすすめします。
・お肌へのやさしさにこだわった、子どもも大人も使える日焼け止め
ノンケミカルで紫外線吸収剤不使用、合成着色料、合成香料無添加。大人から赤ちゃんまで使える安心安全な日焼け止めです。SPF32 ・PA++で、日常生活から屋外での軽いスポーツやレジャーなどのUVケアに。
肌のキメを整えるノニ果汁や長命草エキス、肌荒れを防ぐ沖縄県産テリハボク種子油やコシロノセンダングサエキス配合。また保湿力に優れたゲットウ葉油などを配合しており、乾燥肌の方にもおすすめです。
一年を通して化粧下地としてもお使いいただけます。化粧崩れを防ぎ、お肌の炎症を抑える効果を高めました。ベタつきや白浮きがなく、石けんで落とすことができます。
欧州(EU)で規制の対象となるシクロペンタシロキサンを含まず、人にもサンゴにもやさしい日やけ止めです。
・保湿しながらUVケア!赤ちゃんも安心して使えるUVクリーム
合成紫外線吸収剤、合成界面活性剤を使わず、自然由来成分100%(※)のUVクリームです。角質保護成分「マカデミアナッツ油」を配合。赤ちゃんの皮脂にも含まれるパルミトオレイン酸を多く含むマカデミアナッツ油は、皮脂に近い組成を持つことから、肌なじみがよく、うるおいを与えてくれます。赤ちゃんだけでなく、お肌が敏感な大人の方にも。
SPF17 ・PA+で、散歩や買い物、通学・通勤などの日常生活でのUVケアに。また、石けんで洗い落とせるのも嬉しいポイントです。お使いの際は少量ずつ手に取りムラなくのばしてください。効果を保つために、汗をかいた後などは、その都度つけ直してください。
(※) ISO16128-1に定義された自然原料、自然由来原料、鉱物由来原料のみを使用しており、同じく定義された非自然原料を使用していません。
紫外線や汗など夏のダメージケアに、スキンケアアイテム
・あせもやのケアや保湿に、赤ちゃんから使えるスキンケアジェル
3〜4ヶ月の赤ちゃんから大人の方まで安心して使えるスキンケアジェルです。月桃、よもぎ、ももの葉がお肌を整え、アロエベラ、オクラエキス、甘草エキスなどがしっとりとしたお肌に導きます。
夏はあせも予防に、冬は乾燥対策にお顔から全身のスキンケアに。つけ心地はさっぱりなのにしっとりと潤い、一年中お使いいただけます。ラベンダーオイルのやさしい癒しの香り。合成香料・パラベン・鉱物油無添加なので赤ちゃんにも安心してお使いいただけます。
シュッと押してすぐに出るポンプ式容器で使いやすいのもポイントです。
・お肌の赤みが気になる時に、無農薬のラベンダーを使った「アルテ ハーバルウォーター」
国産の無農薬のラベンダーからとったラベンダー水とユズ種子エキスだけを使用した、「ARTE(アルテ)」のハーバルウォーター(芳香蒸留水)です。天然成分100%、植物の本来の香りを大切にしています。「ARTE(アルテ)」の製品で使われているほとんどの植物が、日本で無農薬栽培されたハーブまたは野生の植物です。ハーブの蒸留には山の湧水を使い、添加物や合成保存料は加えずに作っています。
ラベンダーは古代ローマの時代から人々に愛されてきたハーブです。ラテン語で「洗う」という意味の「ラワーレ」という言葉が語源とも言われています。体を水で洗い清める沐浴や、傷の手当てに使われていたそうです。
抗炎症作用にすぐれたラベンダーは、お肌の赤みや痒みが気になる時におすすめです。また、収れん作用があり、引き締め効果も期待できます。
いかがでしたでしょうか。今回は夏の肌ダメージ対策として、日焼け止めとスキンケアグッズをご紹介しました。エコデパでは「夏の紫外線対策」特集を公開中です。記事の中ではご紹介しきれなかったアイテムも多数ございますので、ぜひそちらもご覧ください!
<参考文献>
・環境省「紫外線環境保健マニュアル2015(2015年3月改訂版)」(2023年7月3日参照)
・北条元治「妻の化粧品はなぜ効果がないのか」株式会社KADOKAWA、2013年
・吉木伸子「今さら聞けないスキンケアの正解」株式会社主婦の友社、2015年
ーこのコラムの書き手ー
スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で長野県在住。
夫と8歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ