こんにちは、エコデパスタッフの目代です。夏らしい天気が続いています。夜になっても暑さが残り、寝苦しさからか、朝起きた時に体がぐったりしていることも…。これが連日続くとなると、夏バテや体調不良につながりかねません。
そこで今回は、夏の眠りを心地よくするための知識や、暮らしの上でのポイントをご紹介します。
十分な睡眠とは?
「十分な睡眠」というと、どんなことを思い浮かべますか?「たっぷり10時間寝ること」という方もいらっしゃるかもしれません。ですが「十分な睡眠=長時間の睡眠」というわけではありません。たとえ長時間眠っても、睡眠の質が悪ければ疲れが取れない場合も。
専門家の中には、睡眠の目的は「眠る」こと自体ではなく「前日までの疲れを完全に消し去ること」(※1)と定義する方もいます。
朝起きて疲れが残っているようであれば、たとえ10時間眠ったとしても十分な睡眠とは言えません。つまり「睡眠の量」よりも「睡眠の質」が大切なのです。
季節で変わる睡眠時間
季節によって睡眠の長さが変わることをご存知ですか?私たちの睡眠には日照時間が影響しています。そのため、日照時間が長い夏は睡眠は短くなり、日照時間が短い冬は長く眠る傾向に。その差は2時間ほどあるとされているのです。
睡眠の質が低下する要因とは?
それは悩みや心配事による「心理的要因」、時差ぼけや深夜勤務などの睡眠リズムの乱れによる「生理的要因」。そして暑さや寒さ、騒音などの眠る時の環境が要因となる「環境要因」などがあります。
寝苦しい夏の夜は「環境要因」によって眠りを妨げられやすい状況になっています。そのためまずは心地よく眠れる環境を整えることが大切です。
ポイント1.質の高い眠りのための環境づくり
・温度・湿度を快適に保つ
高温多湿の日本の夏は、睡眠にとっては悪条件と言われています。人は気温が高いと発汗します。それに加えて湿度も高い場合、かいた汗が蒸発しにくい状況に。これに伴い体温調節のための自律神経が活動を続け、疲れの原因になるのです。そのため、睡眠の質を高めるには「寝汗を抑える」ことが一つのポイントです。
寝苦しい場合にはエアコンや扇風機を活用しましょう。エアコンを使用する場合は室温25度、湿度50%を目安にします。(室温・湿度はあくまで目安で、エアコンの種類や、お使いの環境によって体感温度は異なります。)
場合によっては体調不良の要因にもなるので、エアコンや扇風機の風が直接体に当たらないよう調整しましょう。タイマーを活用して寝入りの時間を涼しく過ごせるようにしても◎
・寝具を吸湿性が高く、さらっとした素材に交換する
前述のとおり、寝汗は眠りを妨げる要因です。吸湿性や速乾性が高く、さらっとした肌触りの寝具を選ぶことで快適な眠りのサポートに。
吸水性抜群のリネンなら、さらっとした肌触りで夏も快適
リネンは吸水性も速乾性も抜群の素材で、シーツやピローケースに最適です。さらりとした肌触りで夏は涼しく、また繊維に空気を含むため冬は暖かく、一年を通して快適に使うことができます。
洗うほどに肌になじむような柔らかさが出てきますが、毛羽立ちは少なく、ホコリがたちにくいのもリネンのポイント。洗濯に強く、乾きも早いので洗い替えが少なくても大丈夫。洗濯回数の多い夏にも、乾きの遅い梅雨や冬にも重宝します。
就寝時の汗取りや肌がけにも◎「リネンバスタオル」
「どんどん水分を吸収してくれて、すぐ乾く」という、リネンの本領を発揮できるバスタオルです。バスタオルとしてだけでなく、就寝時に汗かきやすい背中のあたりに敷いても。また、お子さんの肌がけとしてもおすすめです◎
洗濯に強く、毎日じゃぶじゃぶ洗えるのも嬉しいポイント!また、使い込むほどにふんわり柔らかく馴染みます。
汗をかいてもサラサラ、「SASAWASHI(ささ和紙)」のシーツ
「SASAWASHI(ささ和紙)」は和紙にくま笹を漉き込むことで、それぞれの長所を融合させた繊維です。和紙ならではのシャリっとした肌触りと、綿の約2倍もの吸水力で、サッと汗を吸い取りいつもサラサラ。
「SASAWASHI ささ和紙 フラットシーツ150×260cm」
毛羽もほとんどなく、心地よい眠りをサポートしてくれます。また、くまざさの抗菌防臭効果で、においも抑えます。
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ポイント2.眠りを妨げない食事を意識する
就寝前の食事は、食べたものを消化するために消化管が活動することで睡眠の妨げに。眠りにつく2〜3時間前までを目安に、食事を済ませるとよいとされています。
特に肉類は代謝を高める働きが高く、消化に時間もかかるため要注意。夕食が遅くなる場合は肉類を控えた方がぐっすり眠れるでしょう。(※2)
また眠気をもたらし、入眠を促す効果がある飲酒ですが、睡眠が浅くなり途中で目覚めやすくなります。
さらにアルコールには利尿作用があるため、尿意で起きてしまうことも。楽しいお酒はストレス解消にもなりますが、一方でデメリットもあることを理解し、適量を心がけましょう。
次のページでは、心地よい眠りを誘う入浴剤やアロマについてご紹介します。