こんにちは、エコデパスタッフの目代です!バラや紫陽花など様々な花が美しく咲く季節となりました。花の蜜を求めて集まる鳥や、虫たちの姿も見かけます。
また、お家の中でも台所害虫(ゴキブリ)やダニ、黒アリなどの、いわゆる害虫が気になりはじめる頃ではないでしょうか?すでにお悩み解消のために、防虫・殺虫剤を使用しているという方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、化学薬剤(農薬成分)が入った防虫・殺虫剤が私たちに及ぼす影響と、エコデパのロングセラー製品である植物成分100%の「バイバイシリーズ」についてご紹介いたします。
防虫剤による空気汚染、私たちの健康への影響について
市販されている多くの防虫・殺虫剤に、農薬成分が使用されていることをご存知でしょうか?人に対する安全性が十分確認された上で製品化されていますし、より人体への影響が少ない薬剤に切り替わってきているのも確かです。その一方で、発がん性や環境ホルモンの疑いがある薬剤もあります。
床や壁に噴霧するタイプの殺虫剤は、より薬剤の影響を強く受ける子どもやペットが触れやすい製品です。また、人間や犬・猫には大きな影響がなくても、残留性が高く環境を汚染する薬剤もあります。
住宅内での使用量が多いピレスロイド剤は、長期間連続的に使用される電気蚊取り剤やタンスやクローゼット内で使用される衣料用防虫剤のほか、噴霧式や蒸散式の殺虫剤などに広く用いられています。ピレスロイド剤の中には内分泌かく乱作用(環境ホルモン様作用) を有する物質や、神経毒性作用を示す物質も含まれており、人の健康への影響が懸念されます。
しかし、防虫・殺虫剤等の住宅への持ち込み品に関しては、基本的に未規制。室内空気中には非常に多種類の化学物質が存在しますが、規制の対象がごく一部の化学物質に限られていることなどから、その対策が十分とは言えません。
住宅内で使用されるピレスロイド剤の空気汚染レベルや、住人の曝露レベルについては、無臭という特徴から、高濃度になっても気づかないということもあり、ほとんど把握されていません。また、それぞれの健康影響(微量の急性影響)もよくわかっていません。私たちはその存在に気づかぬまま、呼吸をして生活しているのです。
人は1日に約28,000回も呼吸をしており、一般に化学物質を取り込むのは、8割が肺からと言われています。こうしたことからも、健康的な生活のためには、空気環境が重要だということを実感いただけるのではないでしょうか。
防虫・殺虫剤の使用による室内の空気汚染度合い「空気濃度指針値(※1)」は、国が定めている指針値を上回っている恐れはないのか、そして健康に影響はないのかということについて、私たちは関心を寄せなければなりません。
(※1)空気濃度指針値:現時点で入手可能な毒性に係る科学的知見から、人がその濃度の空気を一生涯にわたって摂取しても、健康への有害な影響は受けないであろうと判断される値を算出したもの
天然成分100%の防虫スプレー「バイバイシリーズ」とは?
エコデパの運営会社である生活アートクラブは「川の浄化」「土壌の再生」「森林の育成」をテーマとし、2000年に個人事業として創業しました。(2002年に法人設立)
河川の三大汚染原因の一つである「植物廃油」を有効利用した、青森ひば製油入りのリサイクル粉石けん「美葉うぉっしゅ」の企画・製造からスタートし、青森ひばや、持続可能な資源としての竹の魅力、森林育成、ゼロエミッション(※2)の必要性などを伝えてまいりました。
そして2003年、いよいよ青森ひばを主成分とした、植物成分100%の防虫スプレー「バイバイシリーズ」の販売を開始しました。
(※2)ゼロエミッション:エミッション=排出。産業社会において排出される廃棄物を、リサイクルや排出量縮減を通じて限りなくゼロに近づけることを意味する。
着目したのは、虫よけに有効な「青森ひば」「コパイバ」「エレミ」という植物です。中でも主成分である「青森ひば」は、古くからその抗菌力と防虫力から、様々な場面で活用されてきました。
「青森ひば」が持つすごい力
ヒノキ科アスナロ族の針葉樹である青森ひばは、高さ30mほどの常緑高木です。地域によって名称が異なり、木曽ヒノキ、秋田スギと並ぶ日本三大美林としても有名です。青森ひばには「ヒノキチオール」という成分が含まれおり、強い抗菌力があります。
「ヒノキチオール」は「SARS対策に有効である」とメディアで報道され、広くその力が知られるようになりました。近年、抗生物質の使いすぎによる耐性菌の出現や、化学合成品による薬害が問題になっています。
そんな中、できるだけ天然物質で人体に悪影響のない抗菌力のあるものを見つめ直そうという動きがでています。その一つとして「ヒノキチオール」が再び脚光を浴びるようになってきたのです。
「ヒノキチオール」は菌種を問わず多くの菌に対して抗菌作用を示します。カビや腐朽菌に対して特に活性が高いこと、そして耐性菌の出現をほとんど許さないという特徴を持つことがわかっています。
また「蚊殺しの木」とも呼ばれる青森ひばは、シロアリやダニ、ゴキブリなど、虫を寄せ付けません。そのため、昔から「青森ひばの森からは鳥の鳴き声が聞こえない」と言われます。それは餌となる虫が少ないからです。
防虫・防菌効果に優れていることが知られ、家屋の建材などに使用された青森ひば。平安時代後期に建てられた岩手県平泉町の中尊寺金色堂は、建材の9割が青森ひばだということです。現在では科学的なデータにより、その効果が立証されています。
そして今では、防虫スプレーとして利用されるようになりました。また、深い青森ひばの香りには「リラックス効果」も期待できます。
そんな青森ひばを主成分とした防虫スプレー「バイバイシリーズ」は、ゴキブリ用、ダニ用、黒アリ用の3種類をラインナップ。防虫剤とは思えない心地よい香りも人気のポイントとなっています。1本で約400回スプレー可能なボトルと、エコでお得な詰替用(ボトル1.6本分)をご用意しております。
台所害虫を寄せ付けない「ムシさんバイバイ」
青森ひばやヒノキなどの植物由来成分でつくった「ムシさんバイバイ 防虫スプレー台所害虫用」。植物成分ながら忌避率はなんと約97%(チャバネゴキブリ)と頼もしい1本です。
流し回りやごみ箱、トイレなどの通り道となりそうな場所に定期的にスプレーしておくだけで、台所害虫が棲みつきにくい空間に。
布団やカーペットなど、布製品のダニ対策に「ダニィーくんバイバイ」
青森ひばをはじめ、植物成分を配合した「ダニィーくんバイバイ 防虫スプレー 不快害虫用」は、布製品や畳など、ダニの発生が気になる場所にスプレーするだけで、ダニが棲みつきにくい環境に。ヤケヒョウヒダニの忌避率は約95%。
農薬成分は不使用なので、お子さんが過ごすお部屋や、お肌の触れる布製品にも安心してお使いいただけます。
>「ダニィーくんバイバイ 防虫スプレー 不快害虫用」はこちら
植物の香りで家の周りをバリア「黒アリバイバイ」
青森ヒバやベチバーなどの、黒アリを寄せ付けにくい植物成分を使った防虫スプレー。黒アリ忌避率は(約)97%以上!農薬成分不使用なので、お子さんやペットと暮らすご家庭も安心です。
黒アリの侵入口、通り道に定期的にスプレーしてください。
お部屋全体の防虫には「ムシさんバイバイジェット」も
青森ひば精油、植物油、ヒノキ蒸留水を配合したジェットタイプの防虫剤です。お引越しの際や隠れた台所害虫が心配な時など、お部屋全体の防虫対策をしたい時におすすめです。また、スプレーノズルをプッシュしている間だけ噴霧することも可能です。
植物成分で室内空気汚染(揮発性有機化合物=VOC)の心配がないので、お子さんやペットと暮らすご家庭も安心です。
ワンルーム(6畳〜8畳)につき1缶を目安にお使いください。
いかがでしたでしょうか?今回はエコデパのロングセラー製品「バイバイシリーズ」の防虫スプレーついてご紹介いたしました。虫の活動がより本格的になるこれからの季節、天然成分で人にも環境にも優しい害虫対策をはじめませんか?
ーこのコラムの書き手ー
スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と7歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ