こんにちは、エコデパスタッフの目代です。6月に入り、青々とした梅の実が目に入るようになりました。毎年、梅しごとをされている方にとっては、ワクワクそわそわする時期ではないでしょうか?
私も昨年、梅シロップと梅酒をつくり、梅しごとの楽しさに目覚めました。今年は少しハードルが高く感じていた梅干しにも、チャレンジしてみたいと思っています!
梅干しは疲労回復や殺菌効果など、これからの季節に嬉しい効能があるとされ、古くから健康食として日本で食べられてきました。そこで今回は、日本の伝統食でもある梅干しの魅力と、梅干しづくりにおすすめのアイテムについてご紹介します。
日本の伝統食「梅干し」の力
昔から「朝の梅干はその日の難のがれ」と言われるように、梅干しには心も体もシャキッと引き締めてくれるような、不思議な力があるように感じます。それは、クエン酸やコハク酸、リンゴ酸などの有機酸が、新陳代謝を活発にさせ、疲労物質や老廃物の排出をサポートしてくれるからかもしれません。
また、梅干しには食欲不振の改善や消化にも役立ちます。殺菌力もあり、動物性タンパク質やその他の腐敗毒を中和する働きも。暑い季節に、お弁当やおにぎりに梅干しを入れたり、魚を梅干しで煮たりするのは、そういった古くからの智恵によるものなのです。
さらに、梅干しを作るときに出る「梅酢」にも魚の毒消しや動物性脂肪の代謝を促す働きがあるとされています。おにぎりを握る時に加えたり、ドレッシングにするなど、日々の食卓で活用できます。
一冊は持っておきたい「手づくり伝統食レシピ」の決定版
食べ物の力と先人の知恵がぎっしり詰まった、一冊は持っておきたい台所のお助け本です。
「梅干し」をはじめ、なるほどの知識やレシピが、味わい深いイラストや文字で季節ごとに簡潔にまとめられています。
・春(酒まんじゅう 味噌 コウジ―麹・糀 ほか)
・夏(豆腐 梅干 ドレッシング ほか)
・秋冬(柿酢 醤油 コンニャク ほか)
・資料 食品添加物
梅の実を拭くのにちょうどいい「未晒し木綿」
オーガニックコットンで作った無漂白のさらし。精錬工程においても石油系界面活性剤不使用なので、食品に触れたり、赤ちゃんやお肌の弱い方にも安心してお使いいただけます。
下準備で梅の実を拭く際にもおすすめです。また、ラップ代わりに包んだり、そのまま冷凍や解凍も。もちろんふきんとしても使え、アイディア次第で用途が広がります。薄くて早く乾き、洗ってくりかえし使えるエコ製品なので、使い捨てのラップやキッチンペーパーの使用量を減らすことにつながります。
用途に合わせてカットしてお使いいただけます。(はさみで切り込みを入れれば、裂くことができます。)
梅を洗う際や保存容器の消毒に、天然成分100%の除菌・消臭剤「SHELLISTA」
「SHELLISTA(シェリスタ)/左:スプレー、右:パウダー」
シェリスタは北海道オホーツク海産のホタテ貝殻のみを原料とした、天然素材100%の除菌・消臭剤です。合成界面活性剤・保存料・着色料・香料は一切使用していません。アオカビ・コウジカビ・クロコウジカビといったカビ菌の繁殖を抑える効果もあります。
※すべての菌やウイルスを除去するわけではありません。
また、シェリスタの成分は「食品添加物」として北海道薬剤師会公衆衛生検査センターから認定を受けています。食品添加物に使えるくらいなので、もし誤って赤ちゃんやペットが少し舐めてしまっても重篤な問題になることはありません。また皮膚刺激試験でも蒸留水よりも刺激が少ないという結果も出ています。
塩素系除菌剤のような刺激臭もなく、頭痛や臭いも気にする必要はありません。また誤って他の除菌剤と併用して有毒ガスが発生してまう、いわゆる「まぜるな危険」が起こることはありません。
野菜や果物やお米、キッチンやトイレ、赤ちゃんグッズやペットグッズ用品、お風呂や洗濯機、車や家具といった日常生活の幅広いシーンで、除菌剤としてご利用いただけます。
野菜や果物をつけ置きすると、汚れや農薬やワックス成分が浮き出てきます
スプレーとパウダーをご用意していますので、用途に合わせてお選びいただけます。梅干しづくりで梅の実を洗う際にはパウダーが、保存容器などの除菌にはパウダー、スプレーどちらもおすすめです。
「SHELLISTA(シェリスタ)/左:スプレー、右:パウダー」
梅干しの保存に、良質な陶土で作られた高田焼の蓋付きカメ
「蓋付カメ オーガニックホワイト」は、1616年の開窯から約400年続く製陶所で、現在13代目のご夫妻が製作しています。高田焼きは岐阜県美濃地方の東部で生産される美濃焼の一種で、日本有数の歴史ある焼き物です。
焼き物にはブレンドした粘土を用いるのが一般的ですが、高田の焼き物は、高田の大地がはるか昔から育んできた、珪藻土と同じ成分を多く含んだ日本で唯一無二の極めて良質な陶土(青土・あおと)だけを使います。
きめが細かく粘りがあり、綿密に焼き固まることから強度があります。焼成温度の低いものは、容器から塩分が染み出ることもありますが、本製品は良く焼きしまっているので味噌や漬物作りに適しています。
大きさは8号、2升、5升をご用意しております。8号は味噌や漬け物を小分けにして使うときにちょうどいいサイズです。保存する梅干しの量に合わせてお選びください。
梅の下漬けや保存に、プラスチックフリーの「stasher(スタッシャー)」
最近では「ジッパー付きバッグ」で梅干しを漬けるレシピもあり、気軽に少量から梅干し作りを楽しむことができます。ただ、「ジッパー付きバッグ」はプラスチック製のものが多く、環境への影響が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、品質によってはすぐに破れてしまうものも。
シリコーン製で繰り返し使える「stasher」なら、環境にもやさしく、丈夫。約3000回の冷凍・加熱に耐えられるから経済的です。ピンチロックシステムで密閉できるので液漏れもしません。
耐熱温度は250℃、耐冷温度は-18℃で加熱・冷凍OK。幅広い温度に対応しています。また、電子レンジやコンベクションオーブン(※)、湯せんでの調理、冷蔵、冷凍での保存、食洗機での洗浄が可能です。
(※)温度設定が可能で、熱を循環させて加熱するタイプのオーブンのみご使用いただけます。
(※)スタッシャーが直接熱源に触れないように注意してご使用ください。
残ったごはんや作り置きのおかずなどを保存することができ、「食品用ラップ」やプラスチック製の「ジッパー付きバッグ」などの使用削減につながります。
煮沸消毒や食洗機での洗浄ができるので、衛生面を大切にしたい梅干しづくりにも◎様々なサイズをご用意しており、漬ける梅の量に合わせてお選びいただけます。
マチのない「stasher(スタッシャー)」は少量の梅干しづくりや、残ったごはんの保存など、あまりかさが張らない食材の保存や調理におすすめです。
また、注ぎ口付きで液体の保存・調理に便利な「ボウル」、マチ付きでかさが張る食材の保存に適した「スタンドアップ」も!それぞれサイズも複数ご用意しており、食材やシーンに合わせた使い分けができます。
口が大きく開くので、中身の出し入れがしやすくなっている「stasher(スタッシャー) ボウル クリア」。底が平らなデザインで自立が可能です。
また、口が大きいので、ものの出し入れや洗浄がよりしやすくなっています。さらにスープやドレッシング、カレー等、液体を注ぐのに便利な注ぎ口が両端についているので、他の容器に楽に注ぐことができます。梅干しづくりでは梅酢を別の容器に注ぐ際に便利です。
>「stasher(スタッシャー) ボウル クリア」はこちら
マチ付きで自立可能な「stasher(スタッシャー)スタンドアップ クリア」。厚みがあって立体的な野菜や果物、パンの保存、かさが張るサラダやお米の保存、カレーやシチューなどの液体の調理・保存にも適しています。
>「stasher(スタッシャー)スタンドアップ クリア」はこちら
また、スタッシャーを使ったオリジナルの梅干しレシピも公開中です!
梅干しづくりに欠かせない、美味しいお塩
富士箱根伊豆国立公園内の立体塩田で、伊豆大島産海水を天日濃縮しました。粒子が均一できめ細かく、しっとりしています。味噌づくりにもぴったりの、スタンダードなお塩です。
いかがでしたでしょうか。今回は日本の伝統食であり、これからの季節にぴったりの梅干しについてご紹介しました。梅干しづくりが初めての方もベテランの方も、今年はエコデパのおすすめアイテムで梅しごとを楽しんでみませんか?
参考文献
・大森一慧「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」 株式会社サンマーク出版(2011)
ーこのコラムの書き手ー
スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で長野県在住。
夫と8歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ