【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らしvol.3】食器洗い用スポンジ&排水口ネット

 

 

こんにちは、エコデパスタッフの目代です。気負わず、手軽に暮らしのプラスチック削減に貢献できる、そんな日用品をご紹介する連載コラム【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らし】。vol.1では、プラスチックハンガーに代わる「エシカルハンガー」を、vol. 2では、マイクロプラスチックファイバーの流出を防止する「洗濯ネット」についてご紹介しました。

 

 

>過去記事【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らしvol.1】はこちら

 

 

>過去記事【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らしvol.2】はこちら

 

 

vol.3となる今回は、食器洗いなどで使用する「スポンジ」をピックアップ!マイクロプラスチックの流出削減につながるアイテムをご紹介いたします。

 

 

 

あらためて「マイクロプラスチック」とは?

 

 

 

vol.2でもご紹介しておりますが、今回もそもそも「マイクロプラスチック」とはどんなものなのか、ということについて触れたいと思います。「脱プラスチック」というワードと合わせて耳にするようになった「マイクロプラスチック」。何となく小さなプラスチックということはわかりますが、具体的にどのようなものを指すのでしょうか?

 

 

長らく使用していたプラスチック製洗濯バサミが砕けてしまうように、プラスチックは時が経てば劣化します。同様に、海の中を漂うプラスチックゴミも紫外線や波の力などによって壊れ、次第に小さくなっていきます。

 

 

プラスチックは小さくなっても自然に分解されることはなく、いつまでも海に残り続けます。そして、こうしたプラスチックがさらに細かくなり、5mm以下になったものが「マイクロプラスチック」と呼ばれています。

 

 

このマイクロプラスチックは海中の汚染物質を吸着しやすく、それらを誤食する魚や貝類などからヒトへの食物連鎖も懸念されています。現在のペースでプラスチック廃棄が増えていくと、2050年までに海洋プラスチックのごみは魚の量を上回ることが指摘されています(※1)。また、2022年春には人間の血液からマイクロプラスチックが検出されたとの研究結果が報告がされました(※2)。

 

( ※1)世界経済フォーラム (2016) “The New Plastics Economy: Rethinking the Future of Plastics”

(※2)The Guardian (2022年3月24日) ‘Microplastics found in human blood for first time’

 

 

そして、この「マイクロプラスチック」は、私たちの暮らしの中でも放出されているのです。

 

 

<家庭から流出する「マイクロプラスチック」の一例>

 

化粧品や歯磨き剤に含まれる1mm以下の「マイクロビーズ」

 

②キッチンなどで使用しているウレタンスポンジの破片

 

③化学繊維の衣類を洗濯することで出る「マイクロプラスチックファイバー」

 

 

今回は②のウレタンスポンジからの「マイクロプラスチック」流出について考えます。

 

 

 

 

私たちが家庭で日常的に使っているスポンジ。スポンジの多くはポリウレタンやポリエステルなどのプラスチックを原料とした素材で作られています。このスポンジはゴミとして捨てた後だけでなく、使い続けることで劣化し、「マイクロプラスチック」となって排水されると言われているのです。

 

 

 

スポンジからのマイクロプラスチックの流出を防ぐには?

 

スポンジからの「マイクロプラスチック」の流出を防ぐためには「スポンジの素材を変える」と「排水口ネットを使用する」、この2つのアクションをおすすめします。

 

 

・スポンジを天然素材のものに変える

 

ささ和紙の食器洗い「SASA・WASH」、ロングワイドタイプとミトンタイプも!

 

「SASA・WASH(ササウォッシュ・食器洗い用)」

 

 

ささ和紙糸のタオル地でできた食器洗い「SASA・WASH(ササウォッシュ)」「ささ和紙」はクマザサの葉をパウダー状にして梳きこんだ和紙から作られた繊維で、吸水力・吸油力に優れています。そのため多少油が付着したお皿などは、洗浄剤をつけなくても、水洗いで十分きれいに洗えます。

 

 

「SASA・WASH(ササウォッシュ・食器洗い用)」

 

 

また「ささ和紙」には天然の抗菌性がある為、使用後の生乾きの状態での菌の増殖を防ぐ効果も。一般的なスポンジに比べると泡立ちは劣りますが、素材の持つ洗浄力でしっかりと汚れを落とします。

 

 

「SASA・WASH(ササウォッシュ・食器洗い用)」

 

 

サイズは約18.5×11cmで、扱いやすい大きさで、食器洗い以外にも、お風呂掃除や洗面台掃除にも大活躍。プラスチック製のスポンジの代替品として、自信を持っておすすめできます。

 

 

「SASA・WASH(ササウォッシュ・食器洗い用)」

 

 

>「SASA・WASH(ササウォッシュ・食器洗い用)」はこちら

 

 

よりパイル地の毛足が長く、ワイドサイズの「SASA・WASH ロングワイド(ササウォッシュ・食器洗い用)」もございます。

 

 

「SASA・WASH ロングワイド(ササウォッシュ・食器洗い用)」

 

 

普通サイズと比べて大判でクッション性もあるので、ごしごし洗えて、ロングパイルが汚れをからめ取ります。

 

 

「SASA・WASH(ササウォッシュ・食器洗い用)/左:ロングワイド、右:普通サイズ」

 

 

>「SASA・WASH ロングワイド(ササウォッシュ・食器洗い用)」はこちら

 

 

また、ロングワイドと合わせて新発売となったのが「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」です。

 

 

「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」

 

 

「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」は食器洗いやお風呂、洗面台掃除などの家事ではもちろんのこと、ボディケアとして、お肌の洗浄や角質ケアなどあらゆるシーンでご自由な用途でお使いいただけます。

 

 

「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」

 

 

ミトンタイプなので力が込めやすく、ギュッギュッとつかみ洗いができます。パイル面は和紙の原料と一緒にくま笹の繊維を漉き込み、さっぱりとした触り心地です。

 

 

 

 

「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」

 

 

>「SASA・WASH ミトン(ササウォッシュ・食器洗い用)」はこちら

 

 

発売から人気の「SASA・WASH(ササウォッシュ)」シリーズ。ご愛用中のお客さまからいただいたレビューをご紹介します!

 

 

 

お客さまの声

 

<SASA・WASH(通常サイズ)>

 

 

 

<SASA・WASH ミトン>

 

 

 

乾きのよさや、洗剤なしでも洗えるところを評価いただきました!ミトンは、その形状ならではの使いやすさを実感いただいるようです。そのため、特に洗剤の使用量を減らしたい方や、つかむように洗いたい方におすすめです。

 

 

>「SASA・WASH(ササウォッシュ)」シリーズ一覧はこちら

 

 

 

タグや紐、縫製糸も天然繊維!ゴシゴシ洗える「へちまスポンジ」

 

「へちまスポンジ 3個入り(エコデパオリジナル)」

 

 

インドネシアの農場で育てられたへちまから作られた、天然のスポンジです。プラスチック製のスポンジの代替品として、海洋マイクロプラスチック問題や地下資源への過度な依存問題に有効です。

 

 

「へちまスポンジ 3個入り(エコデパオリジナル)」

 

 

食器や調理器具の洗浄、水まわりのお掃除など、さまざまな用途でお使いいただけます。ウレタンスポンジと比べると泡立ちにくさを感じますが、へちまならではのしっかりとした繊維で汚れを落としてくれます。

 

 

「へちまスポンジ 3個入り(エコデパオリジナル)」

 

 

使い始めは少し固さがありますが、水分を含ませると柔らかくなり、徐々に手に馴染んできます。また、タグや紐、縫製糸も全て天然繊維で作られています。

※本品は水分を含むと柔らかくなりますが、傷つきが心配な場合はご使用をお控えください。

 

 

「へちまスポンジ 3個入り(エコデパオリジナル)」

 

 

よりナチュラルな風合いがお好みの方や、ゴシゴシとした洗い心地をお求めの方におすすめです。3個入りなので、食器用・シンク用・洗面台用など、用途に合わせた使い分けにも◎

 

 

>「へちまスポンジ 3個入り(エコデパオリジナル)」はこちら

 

 

 

いかがでしたでしょうか。今回はスポンジからの「マイクロプラスチック」流出削減につながるアイテムをご紹介しました。「使い慣れたスポンジがあるから…」という方も、ぜひ一度新たな使い心地のスポンジにトライしてみませんか?

 

 

 

 

エコデパの「サスティナブルなアイテム」特集では、他にも暮らしのプラスチック削減に貢献するアイテムをご紹介しております。ぜひそちらも合わせてチェックしていただけたらと思います!

 

 

>「サスティナブルなアイテム」特集はこちら

 

 

 

 

<参考文献>

・中嶋亮太『海洋プラスチック汚染ー「プラなし」博士、ごみを語る』、2019年、株式会社岩波書店

・インフォビジュアル研究所『図解でわかる14歳からのプラスチックと環境問題』、2019年、株式会社太田出版

 

 

 

 

ーこのコラムの書き手ー

スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と7歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ

 

 

【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らしvol.2】洗濯の排水を変える「洗濯ネット」

 

 

こんにちは、エコデパスタッフの目代です。気負わず、手軽に暮らしのプラスチック削減に貢献できる日用品をご紹介する連載コラム【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らし】。vol.1では、プラスチックハンガーに代わる「エシカルハンガー」をご紹介しました。

 

 

>過去記事【日用品1つからはじめる、脱プラな暮らしvol.1】はこちら

 

 

vol.2となる今回は、洗濯の際の「マイクロプラスチック」の流出について考えます。また、その対策となるアイテム「洗濯ネット」もご紹介いたします。

 

 

 

あらためて「マイクロプラスチック」とは?

 

 

 

「脱プラスチック」というワードと合わせて耳にするようになった「マイクロプラスチック」。何となく小さなプラスチックということはわかりますが、具体的にどのようなものを指すのでしょうか?

 

 

長らく使用していたプラスチック製洗濯バサミが砕けてしまうように、プラスチックは時が経てば劣化します。同様に、海の中を漂うプラスチックゴミも紫外線や波の力などによって壊れ、次第に小さくなっていきます。

 

 

プラスチックは小さくなっても自然に分解されることはなく、いつまでも海に残り続けます。そして、こうしたプラスチックがさらに細かくなり、5mm以下になったものが「マイクロプラスチック」と呼ばれています。実はこの「マイクロプラスチック」は、私たちの暮らしの中でも放出されているのです。

 

 

<家庭から流出する「マイクロプラスチック」の一例>

 

化粧品や歯磨き剤に含まれる1mm以下の「マイクロビーズ」

 

②キッチンで使用しているウレタンスポンジの破片

 

③化学繊維の衣類を洗濯することで出る「マイクロプラスチックファイバー」

 

 

①、②の場合、お買い物の際に素材や原材料をきちんと確認し、「マイクロビーズ」入りの化粧品やウレタンスポンジを選ばないようにすることで、「マイクロプラスチック」の流出を防ぐことができそうですね。

 

 

では、③の洗濯時の「マイクロプラスチックファイバー」の流出を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?

 

 

 

衣類からのマイクロプラスチックの流出を防ぐには?

 

 

 

ある研究では、フリースジャケットを1回洗うと最大2gの「マイクロプラスチックファイバー」が出ることが分かっています。さらに、新品よりも洗い込んだフリースジャケットの方が、より多くのファイバーを放出するという結果も。とはいえ、私たちの生活に洗濯は欠かせません。そこで、毎日の洗濯で「マイクロプラスチックファイバー」の流出を防ぐ方法をご紹介します。

 

 

天然繊維の衣類やタオルを使用する

 

「オーガニックコットン 癒しバスタオル」

 

 

フリースをはじめ、ポリエステル製のタオルやアクリル毛布など、私たちは様々な化学繊維製品を使用しています。まずは身近な衣類やタオルから、コットンやリネンなどの天然繊維に切り替えることをおすすめします。

 

 

・こまめに洗濯機の「ごみ取りネット」をそうじする

 

洗濯中に出た糸くずやホコリをキャッチしてくれる「ごみ取りネット」。ここにも「マイクロプラスチックファイバー」はたまります。ただ、ホコリがたまっていたり、フィルターが目詰まりしていると、せっかくキャッチした繊維クズが再流出してしまうことも。そのため、こまめな清掃が必要です。

 

 

また、そうじの際に洗面所などで水洗いをしたくなりますが、それでは結局「マイクロプラスチックファイバー」を流出してしまうことになります。たまった糸くずやホコリは、ごみ箱などに捨てるようにしましょう。

 

 

・「洗濯ネット」を使用する

 

化学繊維製品の洗濯の際は、「洗濯ネット」を使用することで「マイクロプラスチックファイバー」の流出を減少することができます。素材には天然繊維や環境に配慮した繊維を使用したものを選びましょう。「洗濯ネット」の素材にも配慮することで、より環境に配慮した、やさしい排水を行うことにつながります。

 

 

 

選ぶならやっぱり天然繊維、オーガニックコットンの洗濯ネット

 

「オーガニックコットン 洗濯ネット」

 

 

やわらかく、伸縮性に優れたオーガニックコットンのメッシュ地を使用した「オーガニックコットン 洗濯ネット」。法的に証明された有機栽培の綿花を原料とし、NPO法人日本オーガニックコットン流通機構の認定を取得しています。糸や生地の生産から最終加工の段階まで、過度な化学処理を施していません。

 

 

「オーガニックコットン 洗濯ネット」

 

 

天然繊維のため、化学繊維製の洗濯ネットと比べて、洗濯ネット自体からのマイクロプラスチックの流出を減らすことができます。また、ネット内での衣類のズレを防ぐことで大切な衣類を守ります。

 

 

「オーガニックコットン 洗濯ネット」

 

 

ファスナーカバーでつまみの破損や衣類への引っ掛けを防ぎます。Mサイズ、Lサイズをご用意しております。

 

 

 

 

 

ご愛用いただいているお客さまからいただいた嬉しいお声もご紹介します!

 

 

お客さまの声

 

 

 

「オーガニックコットン 洗濯ネット」

 

 

>「オーガニックコットン 洗濯ネット」はこちら

 

 

 

 

細かい網目で「マイクロプラスチックファイバー」をキャッチ、ランドリーウォッシュバッグ

 

「ランドリーウォッシュバッグ」

 

 

特殊な細かい網目が、マイクロプラスチックファイバーをキャッチし、海への流出を削減する「ランドリーウォッシュバッグ」洗濯ネットを使用することは、洗濯によるダメージからお気に入りの衣類を守り、長く愛用することにもつながります。

 

 

※中に残った埃やマイクロプラスチックファイバーは、ゴミ袋の中で裏返し、はたく、もしくは布などで拭い落とし、自治体指定の方法で処理を行なってください。

 

 

「ランドリーウォッシュバッグ/35×35cm(mini)」

 

 

また、ループ付きなので、吊り下げて乾燥・保管が可能です。カットソーなら4~5枚程度が入る「50×70cmサイズ」と、下着なら2枚程、靴下なら2〜3足入る「35×35cm(mini)サイズ」がございます。

 

 

「ランドリーウォッシュバッグ/50×70cm」

 

「ランドリーウォッシュバッグ/35×35cm(mini)」

 

 

「ランドリーウォッシュバッグ」

 

 

>「ランドリーウォッシュバッグ」はこちら

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。今回はお洗濯の際の「マイクロプラスチックファイバー」流出防止につながる「洗濯ネット」をご紹介しました。毎日のお洗濯をもう一歩環境にやさしいものにしていきませんか

 

 

 

 

エコデパの「サスティナブルなアイテム」特集では、他にも暮らしのプラスチック削減に貢献するアイテムをご紹介しております。ぜひそちらも合わせてチェックしていただけたらと思います!

 

 

>「サスティナブルなアイテム」特集はこちら

 

 

 

 

<参考文献>

・中嶋亮太『海洋プラスチック汚染ー「プラなし」博士、ごみを語る』、2019年、株式会社岩波書店

・インフォビジュアル研究所『図解でわかる14歳からのプラスチックと環境問題』、2019年、株式会社太田出版

 

 

 

ーこのコラムの書き手ー

スタッフ・目代 / mokudai
神奈川県横浜市出身で、夫と7歳の子どもとの3人暮らし。蚊に刺されやすい。
好きなもの / コーヒー、クリームソーダ、ヨガ