川の浄化を考える
第20章 化粧品に含まれる指定成分
市販の合成シャンプー・リンスや化粧品には、アレルギー作用を起こす恐れのある成分として厚生労働省が指定した102品目以外は表示されていないため、一体何が使われているのか不安です。 また、パラベン、オキシベンゾン、ジブチルヒドロキシトルエン、エデト酸塩などの「指定成分」を、化粧品業界では「必須成分」「使わなくてはいけない成分」と一般に説明しているのです。 さらに、効果のない「薬用成分」で大々的にコマーシャルをかけることによって、いつの間にか指定成分が多いほうが良い商品であるかのように思わせています。 これらの指定成分を改めて見直してみると、環境ホルモンとして名高いアルキルフェノール(ノニフェノール)と似た構造の化学物質であることがわかります。 アルキルフェノール(合成洗剤の原料) パラベン(保存剤) ジブチルヒドロキシトルエン(酸化防止剤) オキシベンゾン(殺菌剤・紫外線防止剤) 前へ 次へ | 川の浄化に関する活動について 生活アートクラブは川の浄化をまじめに考えます 第1章 水と人間の関わり 第2章 水の大循環 第3章 海に囲まれている日本 第4章 水道水の浄化処理方法 第5章 日本の下水道について 第6章 下水道ものしり事典 第7章 最近の台所用合成洗剤 第8章 生活排水を汚す原因 第9章 環境への思いやり 第10章 洗剤による水汚染について 第11章 河川の水質汚濁防止方法 第12章 排水に関する法規制 第13章 生活に川をとりもどすために 第14章 川に流される大量の合成洗剤 第15章 危険な合成洗剤 第16章 台所用合成洗剤のゆくえ 第17章 合成洗剤や石けんの残留 第18章 石けんは環境や体にやさしい 第19章 界面活性剤の役割 第20章 化粧品に含まれる指定成分 第21章 合成洗剤についてのQ&A 第22章 竹が環境浄化に役立つ理由 第23章 美女の肌を守りつづけた炭 第24章 炭の浄化力 第25章 竹炭の材料になる竹の種類 第26章 竹炭の特徴について 第27章 今自分にできることを 第28章 地球はちょっと疲れてる 第29章 HPを立ち上げるきっかけ 第30章 愛 第31章 魚と合成洗剤 第32章 竹を見直そう! カンボジアの井戸掘り事業 |