水の汚れの原因とはいったいどういうものなのでしょうか? 石油のカスから作られた合成洗剤により、河川が汚れ環境汚染につながってます。それで合成洗剤追放、石けんを使いましょうという運動が、滋賀県の琵琶湖を起点として起こり始めてもうかれこれ20年以上になると思います。 洗剤のコマーシャルで「こんなに真っ白になった!」と喜ぶシーンが流れていますが、これは汚れが落ちて白くなったのではなく、蛍光増白剤という染料で染めているんですね。 でもこの蛍光増白剤は数年前から環境ホルモンの疑いがありまして、ここ1~2年の間に、間違いなく環境ホルモンと断定されることになると言われています。 どうしても日本はこういう問題に関してはスローな国なのですが、例えば電磁波問題に関しても、やっと昨年10月朝日新聞の一面に人体への悪影響があると断定されました。その最たるもの、携帯電話、これ、イギリスでは18才未満には携帯電話は法律で禁止されています。 耳に当てて話していると明らかに電磁波の脳への影響から、脳腫瘍や白血病への悪影響があると言われているからです。 数年前までは、電機メーカーさんに電磁波の脳への影響について問い合わせしても「そういうものがあるんでございますか?」というような返答しかかえってこなかったんですね。 そういう意味で日本は対処が大変遅いわけなんですが、いずれにしましても合成洗剤に使われている合成界面活性剤というものは、石油から作られていますので、その環境への影響、特に生分解性が悪いので生物への悪影響は必ずあるということになるのです。
前へ 次へ | 環境にやさしいを超えた活動こそ、今…。 -川や森や大地が蘇る- ■水環境編 1. 健康と生活排水のつながり 2. きれいな水を作る洗剤誕生 3. 水の流れがわかるポスター 4. 水も飲めない子どもたち 5. 生活を楽しくアートしよう 6. 水の汚れの原因は? 7. 川や海を汚さないように 8. ゴミをなくすものづくり ■森林育成編 9. 天然の抗生物質青森ヒバ 10. 洗剤にヒバの能力を 11. 竹炭は地球を救う 12. 竹を活用した古来の叡智 13. 偉大な生命力をもつ「竹」 14. 備長炭の八倍の効果 15. 先人たちの知恵 16. ユニークな洗剤を広める 17. せっけんよりも安全 18. 環境にやさしいを超えた活動 19. 環境保全と福祉が一体となる 20. 廃油回収、井戸の寄付 21. 植物の浄化作用を雑貨に 22. 竹タオルの抗菌効果 23. 職人の技 24. 木のぬくもりとあたたかさ 25. かびが生えないヒバまな板 26. 伝統技術の継承 ■土壌改良編 27. 農薬を使わない防虫スプレー 28. 天然防虫スプレー誕生 29. シロアリ駆除に使われる農薬 30. 床下に使用される大量の農薬 31. 5000社もあるシロアリ業者 32. シックハウスと近代住宅 33. 青森ヒバでシロアリ防除 34. 住宅の健康診断 35. シロアリと阪神大震災 36. シロアリはゴキブリ科 37. 消費者が流通を変える 38. 害虫駆除業の閉鎖性 39. 生産者と消費者の橋渡し |