シックハウス対策
その他の有害化学物質
化学物質の数々 VOCって何? VOC(揮発性有機化合物)はVolitile Organic Compound の頭文字を取ったもので、日本語では揮発性有機化合物といいます。そ の物質の分子の中に一つでもC=炭素分子を含んでいる物質をいいます。その中でも揮発性のある物質をVOCと呼びます。 二酸化炭素もCO2で有機化合物 のカテゴリーに入ります。世界で最も一般的な分類法とされているのは、WHOが規定している分類の方法です。それは沸点で分類しており、50℃未満で沸騰 する物をVVOC(高揮発性有機化合物)、50℃以上から260℃以内で沸騰する物をVOC(揮発性有機化合物)、260℃以上400℃未満で沸騰する物 をSVOC(半揮発性有機化合物)、400℃以上のものをPOM(粒子状有機物)としています。 VOCは現在までに約900種類が確認されています。 そのうち複合化学物質過敏症に関係する有害VOCは300種類程度と考えられています。今、問題とされている環境ホルモンの一部もその中に含まれています。現在症状が出ていなくても時間の経過とともに人体や人類に悪影響を与えているのです。 |
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WHOによるVOC分類法
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最近になり、シックハウスの原因化学物質の多くはVOCであると言う理解が進んできました。しかし、このVOCという言葉だけが一人歩きしているようです。環境対応型の製品のカタログでも、ひどいメーカーはVOC=有害化学物質と平然と明記しています。 ここで、多くのメーカーがVOCを意識的に揮発性有機溶剤としていることに注意しなければなりません。揮発性有機溶剤は、揮発性有機化合物の中のごく一部 でしかありません。環境ホルモンなどと疑われるものの中で揮発性有機化合物であって有機溶剤でないものも数多くあります。室内空気汚染では、これも人に脅威のある物質です。トルエン、キシレン、ホルムアルデヒドだけがVOCではないことに注意する必要があります。 多くの人々はVOC=有機溶剤だけと認識し、トルエン・キシレン・ホルムアルデヒドなど極少数の化学物質だけがシックハウス原因物質として考えています。 しかし、世界では塗料や新建材に使用された接着剤などに含まれているそれらの化学物質だけでなく、合成樹脂製品などに含まれる可塑剤や、防蟻剤・木材防腐 剤、芳香消臭剤、新聞や雑誌のインク、喫煙あるいはハウスケア製品からなどの多種・多様のVOCを対象にしています。 |
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住宅建材と放散される可能性のある有害化学物質
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シックハウスの原因とされるその他の有害化学物質発生源
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