実用的だからこそ美しい。毎日使いたい漆器
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商品名 | 川連漆器 丸小鉢 |
特徴 |
国が指定する秋田県の伝統工芸品「川連漆器」。木地には東北地方産のトチを使用。上品なつやとしっとりとした手触り。丸いフォルムが美しく、日常でも使いやすい小鉢です。機能美を活かしたシンプルなデザインのものを選びました。 |
材料・材質 | トチ、漆、植物油(なたね油など)、地の粉(珪藻土の一種) |
内容量・サイズなど |
色:本溜・洗朱 直径(約)11.5×4cm |
使用上のご注意 |
毎日の暮らしに伝統工芸品を
川連漆器は、毎日の生活に手軽に取り入れることのできる伝統工芸品です。
漆器と聞くと、豪華で美しいけど洗うのも乾かすのも大変、もったいなくてお正月やお祝いくらいにしか使えない、と思っていませんか?
本来、漆器は毎日の暮らしで使われることを考えて作られた食器です。
使わないと逆に乾燥して傷んでしまうこともあります。たくさん使うことが漆器を長持ちさせることにつながります。
川連漆器は油汚れに強く、軽い汚れならお湯でさっと洗うだけで十分。油をしっかり使った料理の後も、中性洗剤で洗えばきれいになります。水切りも簡単で、さっと拭くだけで水滴も残りません。
「丸小鉢」は、丸いフォルムが美しく、日常でも使いやすい小鉢です。
意外と簡単、詳しい漆器のお手入れ方法
「一器多様」 食器を使い回す愉しみ
一器多様 ―――
「ひとつの器をいろいろな用途に使い回す」という、日本の食器を表現する言葉です。
この器はこの方法で使わなければならない、という決まりが日本の食器には少ないのだそうです。
熱や酸に強い漆器は、様々な料理の器として使われてきました。
油にも強い川連漆器は、和洋中どれにも使えるまさに万能型の食器。
「漆器はこう使うもの」というイメージにとらわれることなく、サラダや炒め物、スープなど色々な料理を入れて楽しんでください。
川連漆器が丈夫なわけ
「川連漆器汁椀」は川連町の遠田さんご家族が作っています。
なぜ、川連漆器が丈夫で使いやすいのかを聞いてみました。
大きなポイントは木地のとり方です。
他の産地では、下の図のように、一般的に木地を上から下へとり出していきます。
それに対して、川連では横向きに並べてとり出します。
他産地のものは、きれいに薄く木がひけるかわりに、割れやすいという特徴があります。
川連漆器のとり方は、割れず丈夫なかわりに木目の関係でくるいやすくなります。
そこで、くるいが出にくいよう、少し厚めのぽってりした形に木地を作り上げるのだそうです。そうすることで、丈夫でくるいのない木地ができあがります。
川連塗は丈夫で実用的というだけでなく、もちろん漆特有の美しさも兼ね備えています。
特に、上品な光沢と凹凸のないなめらかな表面が特徴です。
これは、油分を含んだ漆を塗り、そのまま乾かす「花塗り」という技法を用いて仕上げられているためです。
「花塗り」をした後は乾燥をさせるだけで、研きを一切かけないため、塗りが大変重要になってきます。
漆を均等の厚さに塗るだけでも大変ですが、刷毛目が出ないよう、埃がつかないように塗るためには熟練の技を要します。
使用上のご注意
※食器洗浄機・食器乾燥機のご使用は避けてください。
※たわしのような堅いものでは洗わないでください。
※長時間水につけたままにしないでください。
木づかい運動について
※「木づかい」マークはエコデパジャパンが認定を受けて使用しています。このマークの無断使用はご遠慮ください。