化学薬剤・農薬を使用しないシロアリ駆除と予防

今まで使用されてきた農薬系のシロアリ駆除剤
生活アートクラブ 富士村夏樹

 自然食品店で働くスタッフの方々からよく、お店のゴキブリ対策としてヒバ精油を使いたいとのお問い合わせがあります。それは、自然食品店に訪れる多くの消費者が農薬使用を避けた野菜や食品をお求めになるからで、農薬と同じ成分が含まれる殺虫剤を使わないようにしたい、というご要望が多いからです。
 ヒバに含まれるヒノキチオール害虫駆除に有効であるということをよくご存知だからなんですね。
 そんな折、オーサワジャパンの営業部の方から、環境にやさしい防虫剤を開発して欲しいとのご相談がありました。私は以前から「ヒバ繋がり」で懇意にしている、害虫駆除専門会社とのお付き合いがありましたので早速相談に行ったのです。

 ここは東京都調布市に本部を置く、株式会社武田コーポレーションという会社で、45年間にわたるシロアリ駆除を柱に生計をたててこられた会社ですが、従来から床の下に使用する大量の薬剤に疑問を抱き、ちょうど5年前頃から、青森ヒバ精油を使用した化学薬剤を使用しない白アリ防除施工に転換を図りつつある会社だったのです。するとやはり、害虫駆除会社方々が実は一番、農薬系を使用した施工に疑問を感じていらっしゃったということがわかったのです。


化学薬剤・農薬を使用しないシロアリ駆除と予防
 元気に快適な毎日を過ごすための健康食品がブームとなっている一方で、アレルギー症状による不快感も増えています。その要因となるものとして白アリ駆除用殺虫剤の使用も懸念されています。
 アレルギー症状を改善する手段の1つとして有機食品の摂取が推奨されていますが、シロアリ駆除剤に含まれる成分が農薬と同じものであることから、シロアリ施工が問題視されています。

 今もなお続けられているシロアリ予防駆除工事や住民の健康障害にまで行き届かない業界団体と行政機関などなど・・・。しかしまずできることから始めるという視点にたち、環境育成に積極的に取り組む生活アートクラブでは、森林の育成や河川の浄化を目指し、日常生活にいたっても化学薬剤や農薬を全く使用しないシロアリ駆除と予防を積極的にご提案し続けております。それらが未来を担うこどもたちへ美しいままの地球を受け継いで行く宝物となることを願っています。


安心安全な住宅保全方法
 かねてより、環境を改善していくための商品を手掛けておりました、生活アートクラブで、防虫駆除50年の実績をもつ武田コーポレーションとの出会いにより、業界初の天然植物を100%使用した住宅保全方法をみなさんにお届けすることができるようになりました。
 生活アートクラブでは、傷ついた地球にこれ以上負荷を与えない素材を吟味し、各メーカーに提案することで、消費者の健康に役立ていただけるよう積極的に取り組んでいます。

 そこで近年注目されている卓越した天然素材、青森ヒバをはじめとした数種の植物精油をプラスしました。
 青森ヒバといえば、木曽ひのき、秋田スギと並び、日本三大美林の一つです。近年大変注目されているのは皆様もご存知のことと思います。
 東北地方で、ヒバは通称「蚊殺しの木」と呼ばれています。そのいわれは、ヒバ材で建てた家には3年間蚊が近寄らない、というところから来ているそうです。事実、神社、仏閣、また各地の著名な建造物に使用されているヒバの柱は、何と700年以上の年月が経っても柱が腐朽しない、シロアリ等の害虫に食害されないことが知られています。中尊寺金色堂や弘前城はヒバ材で建築されている一例です。


天然の抗生物質を含む青森ヒバ
 日本ではヒバに比べ、ヒノキの方が知名度、価格共に高いようですが、ヒバは幾つかの点でヒノキを上回る、優れた木といえます。
 例えば抗菌性。かつては天然の抗生物質とさえ言われるヒノキチオールという成分が、ヒバから抽出される精油に含まれています。ヒノキチオールはSARS対策に有効という実験結果も出ています。

 歴史をひも解くと、ヒノキチオールは1936年(昭和11年)東北大学の野副哲夫博士によって世界で初めて発見、命名されたもので、フローリーとチェーンによるペニシリンの再発見のほぼ2年前でした。
 博士はこの時すでに、天然の抗生物質としてヒノキチオールの薬効を確認していたのです。残念ながらペニシリンの発見からヒノキチオールは医療面からは一時的に姿を消し、抗生物質全盛の時代となりましたが、特に近年は抗生物質や化学合成品による薬害や耐性菌の出現により、できるだけ天然物質で人体に悪影響のない抗菌力のあるものを見つめ直そうという動きがでていました。その一つとして、ヒノキチオールが再び脚光を浴びるようになってきたのです。
 このようにヒバから搾れる精油やそこに微量に含まれるヒノキチオールには、抗菌性の他にも、カビや細菌を寄せ付けない効果、消臭効果、害虫忌避効果、例えばゴキブリやシロアリ、ダニに対する殺ダニ効果なども認められているのです。いわゆる、フィトンチッド効果ということでしょうか。もともと植物はそういう揮発性の成分を放散しているのです。

 皆様も森林浴にお出かけになることがあると思います。森林浴、これがまさにフィトンチッド効果なのです。樹木自体から発するテルペン等の揮発性物質が私たちのからだにリラックス効果を与えます。でも植物は私たちのために成分を放散しているのではなく、森林自らが、自分のからだを害虫から守る(専門用語では「忌避」する)ために放散しているのです。そのフィトンチッドが青森ヒバこそ最も優れていると言われています。

 青森県内の製材所にはヒバのオガ粉や端材が沢山出ます。不要となったオガ粉には抗菌性の高い油が含まれていますから、いつまで経っても腐りません。スギやヒノキ材は腐って土に還りますが、ヒバ材だけはそうはいかないので、むしろ廃棄処理に手の掛かる「やっかいな」樹木だったということになります。現在はヒバ油の抽出プラントも出来、化粧品や防腐剤、食品添加物への利用等の目的で青森県内の数社によって生産されるようになりました。その抽出量はオガ粉100 キロに対して、僅か1リットルという大変手間の掛かる作業となります。


計り知れない生命力の秘密
 それほど効果のあるものであれば、大量生産したらどうか、ということは世の常となるわけですが、私たちがヒバに魅せられた最大の理由は次に述べることにあるのです。
 ご存知の通り、ヒノキや杉は、伐採しすぎて現在大半が植林生産をしていますから天然木がほとんどありません。国有林でもあるヒバは杉やヒノキと同じ道を辿らないよう、自然の芽が吹いて成長するスピードで伐採をする「年間計画調整伐採」という方法で、資源が減らないよう計画伐採されています。地域の産業や、青森ヒバを使う伝統を大切にしつつ、資源の利用がされているのです。
 抗菌力がとびぬけて優れているのも大きな魅力です。私見ですが、天然の魚と養殖の魚との栄養価が違うように、やはり木も天然木と養殖木とでは、生命力が違うのではないかと思うのです。そういう意味で私たちはヒバが大好きな訳です。


ヒバ油とアトピー性皮膚炎の治療効果
 アトピー性皮膚炎はアレルゲンによって発病するので、そのアレルゲンが食物かハウスダストかどうかの確認が根本治療になります。しかし、発病したアトピー性皮膚炎はともかくかゆいのです。そしてそのかゆみを掻くことによって黄色ブドウ球菌をはじめとしてさまざまな細菌によって悪化してしまいます。いわゆる二次感染です。
 青森ヒバにはこうした二次感染の治療と、かゆみをとる働きが認められています。


世界に誇るマイクロカプセル技術
 生活アートクラブで使用しているシロアリの防除剤は、青森ヒバ油をマイクロカプセルに封じ込めた防除剤です。シロアリ防除効果の持続性を実現したため、5年間の保証をつけることができました。卵をイメージしてください。
 マイクロカプセルは、卵状のボールの中に、ヒバ油を詰め込んだものと考えていただければわかりやすいと思います。

 その卵の大きさは100分の1ミリという小ささです。
 そのマイクロカプセルは無機質のシリカ製のゴッドボールという素材です。ゴッドボールは、化粧品などにも使われる安全性の高いものです。ゴッドボールには、角のような小さな細かい穴が開いていて、そこから徐々に青森ヒバ油が揮発し効果を長持ちさせます。
 ヒバ油がシロアリに対して効果があるならば、ヒバ油をはけで塗ればいいのですが、それだけでは効果が長続きしません。マイクロカプセルに封じ込めることによって5年間の保証がつけられるのです。

 また、マイクロカプセルを使ったシロアリ駆除剤も一部売られていますが、カプセルの性質が有機質の素材であるため、高温多湿なところでは溶けてしまって効果が持続しないケースがあるようです。
 また、有機質材であるため相対的なVOC濃度を高めることにもつながっているようです。

 当社の害虫・シロアリ対策 商品は、エコデパジャパンで販売しております。


フィトンチッド効果
 木々が大地から栄養を吸い上げて、日々成長しているように、毎日を健康に過ごすために重要な役割を担う住宅も床下の状態から整えていくとよいようです。
 そもそもシロアリはカビや湿気の多いところに多く集まる傾向がありますので、家屋を清潔に保つため、天然植物のもつ抗菌性を生かした安全施工によるシロアリ駆除がおすすめです。シロアリから家を守るだけでなく、植物のもつフィトンチッド効果により、健康の改善促進も期待できます。

 民間療法として利用されてきた香りに治療医学としての道が開けたのはわずか15年前のこと。そして現代、様々な臨床実験により「香り」は身体に多様な効果を与えるということがわかってきました。
 香りを感じる嗅覚には「五感の中でも他の四つの感覚に比べ非常に長く記憶に残る」という特徴があるとか。他の四感覚(視覚、聴覚、触覚、味覚)は大脳辺縁系のなかの色々な経路を通って視床にゆき、大脳新皮質のテリトリーへそれぞれ配分されるのですが、嗅覚は大脳辺縁系を少し経由するだけで、識別は前頭葉でする為、においの記憶は何十年も痕跡として残るのだそうです。そして同じにおいの刺激によって一緒にしまいこんだ記憶までもが出てくるという仕組みが出来あがるのです。簡単にいえば香りが最も原始的な感覚で、直接脳に伝達し、その箇所が記憶に関係のある場所だと言うことです。

 ある心理学者の教授は『脳のにおいを処理する場所が記憶と関係が強く、記憶を呼び覚ましやすい』また『同じ香りを嗅げば同時に記憶回路も活性化する。
においを嗅ぎながら勉強すれば、よく物が覚えられる』と発表している。私達は、哺乳類、昆虫、植物といった地球上の三大生物を対象とし、種内あるいは種をこえた生物間におけるコミュニケーションの手段としての化学受容のメカニズムを明らかにし、いかにして、外界からのシグナルを生物が受容・認知し、行動・本能が制御されているかにせまりたいと思ってしまう匂い」嗅覚という本来の嗅覚の意味を広げ、「コミュニケーションとしての」嗅覚として位置付けると、対象生物はさらに広がります。
 例えば、哺乳類だけでなく昆虫においての匂いとフェロモンの嗅覚系は、物質の両鏡像体を厳密に識別する精密な分子認識システムとして存在し、150万種とも言われる膨大な種の間での区別・認識に不可欠なものです。

 また、「動く」動物に対して、「動けない」植物もコミュニケーションの手段として匂いを使います(アレロパシ−の一種)。傷つけられた葉から発散した匂い物質が傷つけられていない葉によって受容され防衛遺伝子の発現誘導が起きます。ダニに食べられた葉は匂い物質を発散させることにより天敵を引き寄せます。すなわち複雑生態系における匂いによるコミュニケーションは各々の生物が生きていく上で重要なものです。香りは生物が生きていくうえで必要なコミュニケーション術でもあります。

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