第17回グリーン購入大賞受賞
第17回グリーン購入大賞「優秀賞」受賞 表彰式
2012年9月〜2019年5月・自社制作カタログチラシ
「木になる紙」使用分の温暖化への貢献度実績
総発行部数 | 約4,617万枚 |
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間伐面積 | 約157.7ヘクタール(東京ドーム約33個分以上) |
CO2吸収量 | 約775.6トン |
カーボンオフセット | 約81トン |
森林所有者への還元金 | 約405万円 |
エコデパジャパン運営会社有限会社生活アートクラブ(代表取締役:富士村夏樹)は、グリーン購入ネットワーク(GPN)による「第17回グリーン購入大賞」において、「九州の間伐材30%含有の「木になる紙」:輪転機用印刷用紙の共同開発と継続利用、国産材製品の積極的利用促進施策の実施」に於ける環境負荷低減活動が評価され、「優秀賞」を受賞いたしました。
「グリーン購入大賞」は、環境に配慮した製品やサービスを環境負荷低減に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度で、グリーン購入の普及・拡大に関して評価するものです。
弊社は2013年度より、自社制作カタログチラシなどの印刷物に「木になる紙」を積極採用し、九州の森の間伐を推進、林業と山林活性化及び地球温暖化防止へ貢献して参りました。
対象顧客数152万人、年間1,500万枚のチラシ印刷を実施、
2012年9月~2015年8月迄の3年間での期間内環境貢献度は、
①間伐面積約83.5万平方米(83.5ヘクタール)
②CO2吸収量 約400トン
③カーボンオフセット 約43トン
④森林所有者への還元金217万円
(国の機関である九州森林管理局が試算)
となりました。
また国産材製品及び伝統工芸品の販売に関しては、平成21年度3.9グリーンスタイル「木づかい運動部門」に於いて農林水産大臣から感謝状を賜って以来継続しており、その販売点数も年々向上、2013年9月~2014年8月迄の1年間で103,270点、金額ベースで2億6千2百万円となりました。
一般消費者へ向けた啓蒙活動の一環としては、「木になる紙」の利用普及を通じ、カタログチラシにマーク表示と環境貢献度の数値を目視化し、日本の山林の放置・荒廃・老化の現状や間伐の必要性、間伐の具体的効果、森林伐採との違い、間伐材の利用拡大、木育、生物多様性を重視した持続可能な林業の発展など、元気な日本の森づくり運動を提唱する為の誌面枠を割いて参りました。
啓蒙活動を通じては、森林のこと、山のこと以外にも、そこに関わる大勢の人たちがいる事も伝えていく必要があります。
間伐する人、山から運び出す人、チップ粉砕業者、山林所有者、加工業者、生産者、職人、ひいては印刷業者、弊社全スタッフも含め、川上から川下までのあらゆる人たちが存在し、関わっているという全体像を消費者に知って貰い、また、業者間同士も「事業としての関係だけでなく、運動を進めるための連帯した関係性を強めていく事ができる双方への啓蒙活動」が、弊社の社会的責任であると考えております。
これらの活動が、下記のような評価をいただき、今回の受賞につながりました。
<受賞評価コメント>
・木になる紙の輪転機用印刷用紙の開発へ展開され、間伐材の有効活用と、さらなる普及拡大に貢献されている。
・また自社カタログにも「木になる紙」を採用し、一般消費者を対象に同製品の紹介はもとより、環境配慮型製品や事業者の紹介を通じて、グリーンコンシューマーの育成に貢献されている点が高く評価された。
・今後カタログの採用先が広がり、より多くの消費者への普及が図られることが期待される。
弊社では今後も森林の育成、土壌の再生、河川の浄化に寄与できる製品の普及活動に尽力し持続可能な未来を創造する事ができる「文化の裏付けある経済活動」を今後も続けていく所存でございます。
2015年11月4日
有限会社生活アートクラブ
代表取締役 富士村 夏樹
■グリーン購入大賞について
グリーン購入ネットワークが主催している表彰制度。1998年に創設され、環境に配慮した製品やサービスを優先的に購入する「グリーン購入」の普及拡大に取組む団体を表彰し、一層の取組みを奨励するとともに、活動事例の紹介を通じて「グリーン購入」を普及することを目的としています。
■エコデパジャパン(有限会社生活アートクラブ)の木になる紙を通じた取り組みに関して
森林(もり)を育てることが未来につながる「木づかい生活」
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