ごあいさつ
私たちについて
ご来店ありがとうございます。
私たちエコデパジャパンは、人にも環境にもやさしい
こだわりの商品をお届けするショップです。
エコデパジャパンを運営する生活アートクラブでは、
2001年の創業以来「いのちを大切にする」ため、
健康と環境について考えてまいりました。
創業時に掲げたスローガンが
「もっと健康になろう!」だったのは、
環境問題も健康問題も、
どちらも「いのち」に直結するからに他なりません。
創業から23年が経ったいま、着実に共感いただける方が
増えていることを実感しています。
健やかで豊かな暮らしのために、地球の美しい未来のために。
みなさまの暮らしに寄り添うショップであれるよう、
日々取り組んでまいります。
「もっと健康になろう!」が創業のスローガン
代表・富士村のルーツを辿れば
「いのち」ある食品にいきつく
生命あふれる食卓へ
1861年、パスツールは「生命は生命からのみ生まれる」との学説を唱えました。
私たちはいのちを継続するために、いのちをいただく——これが基本。
食の質は極めて重要です。
なぜなら「生の質」を高めるために、食の質は不可欠だからです。
しかしながら、いのちのない食品、原料の出処、製造の裏側が
見えにくい食品が世の中には溢れています。
それだけ健康の維持・向上が難しくなってきた時代ともいえます。
食がからだをつくるという認識や教育をもっと徹底する必要が
あると思います。質的に「もっと健康になる」ことこそが重要だと考えます。
振り返れば、弊社は2002年創業時から「いのちを大切にする」ため、
健康と環境について一生懸命に考えてきました。
エコロジー雑貨問屋である弊社が創業時に掲げたスローガンが
「もっと健康になろう!」だったのは、環境問題も健康問題も、
どちらも「いのち」に直結するからです。
健康とは単に病気でないことをはるかに越えているものです。
健康の質は自らの心がけでもっとレベルを上げることができます。
いのちに近い食物を摂ることとともに、緑黄色野菜を欠かさず、
腸内環境を意識した伝統的な発酵食品の摂取、
良質な水を廻らせることも必要です。
こういった場で公表するのは初めてですが、
私の曽祖父・正垣角太郎(まさがき かくたろう)は、
国内に於ける乳酸菌研究の第一人者です。東欧から乳酸菌を買い集め、
1914年、日本で初めて京都に乳酸菌研究所「不老園」を設立して、
日本初の生菌ヨーグルトの製造に着手しました。
曽祖父・正垣角太郎
祖父・正垣一義
乳酸菌研究所(京都・不老園)
祖父・正垣一義(まさがき かずよし)は、その後さらに研究を発展させ、
1949~50年には国会で「佛教原理の應用範囲」、
「長寿論と有効細菌について」と題した、国民体質改善を目的とした
腸内細菌に纏わる講演を二度にわたり行い、賞詞を受けました。
そのような家系に育った父と母による健康食生活への人体実験(?)が、
赤ん坊の頃から私に行われていたわけです。
現在、60歳を目前にした私にとって、小学校4年生の折、
遠足帰りのバスの中でお腹が痛くなり、担任の先生が処方してくださった
正露丸1錠が、生涯でたった1度きりの薬の服用経験なのです。
何が丈夫なからだをこしらえたのか、これといった要因を
ひと言では表現できませんが、振り返れば、わが家の食生活は
相当の覚悟を持って築かれていました。
現在の私の生活は、その頃の食生活を継続しているものではありませんが、
少なくとも20代半ばまでの家庭食が現在の私のからだの
基盤となっているのでしょう。その基盤ができてしまえば、
そうそう簡単に崩れてしまうようなものではないとも感じています。
元来、人のからだには平常な状態を維持しようとする
恒常性が備わっていて、健康な状態にあるときには、
それを維持することは比較的容易です。
私はこれをからだが持つ「保守性」と考えます。
言い換えれば不健康な状態も放っておけばその状態が維持されやすく、
健康な状態に戻すには相当の決心と努力が必要なのです。
それゆえに健康を維持することはとても重要であり、
見方を変えれば楽なことでもあるわけです。
「食」で腸内環境を整えて免疫力を高める
免疫力と密接な関係があるといわれる腸内細菌叢(そう)は、
母親からいのちの財産として受け継がれたもので、
すべての人が固有の腸内細菌を持っています。
「叢:そう」とは訓読みで「くさむら」、
すなわち細菌群の「固まり」という意味で、
良質な食べ物によって、より強固に活性化され育まれていきます。
一般的に「腸活」というと、ビフィズス菌やヨーグルトなどを直接、
経口摂取することで、腸内の菌数が増えて活性化されると
思っている人もいるようです。
しかし、私は直接摂取より、むしろご自身の腸内環境を活性化させる
豊かな食生活に替えることのほうが望ましいと考えています。
そのための重要なポイントは、なにか最高の食品を
追い求めるのではなく、ありとあらゆる食材を、
さまざまな調理法で摂ることだと考えています。
そうすれば、すべての食材が最高の食品となって
腸内環境を活性化するでしょう。栄養とは摂取する食品が、
そのまま栄養化に直結するものではありません。
人によって栄養化されていくシステムが異なっています。
まったく同じ食事をしている兄弟が異なる体型をしているのは
そのためです。
私たち自身ができる最善の策とは、バランスのとれた
理想的な食事を摂ることで、からだが上手に栄養化できるよう
サポートすること。そうすれば私たちの腸に棲息している腸内細菌も、
栄養の恩恵を受けながら育まれ、共存共栄していくことができます。
これは日本食の原点にも繋がります。日本食は多彩な食材があるばかりでなく、
調理法においても、生・煮・焼・蒸・炊・茹・炒・漬・焙のほか、
発酵や半生、蒸し焼きなどの繊細で複雑な伝統的調理法があり、
季節感を生かし、初物や旬の喜びを食膳に供することを
大切にしてきました。
身土不二(しんど ふじ)という言葉にあるように、
自分が生きている土地の物を食べ、季節を取り入れ、農を感じ、
素材に触れることが食の基盤。利便性や企業利益優先の
「腹を満たすだけ」の飽食の時代の犠牲者にならないよう、
からだとこころをつくる真の健康をつくりあげていく必要があります。
日本の食の現状を考えながら、質の高いいのちとは何か、
いのちをいただくとは何か、家庭で食について話し合ってみませんか。
文責:代表・富士村夏樹
ごあいさつ
生命より大切なもの……それは健康ではないでしょうか?と申し上げたなら、或いはあなた様から猛烈なご批判を受けるかもしれません。
自然無視と経済優先主義による合成化学がもたらした「地球」「生活」「体内」環境の悪化は、有史以来、人間のからだとこころを危険にさらしています。高度成長の一方で、生命のない食品の氾濫、経済マシーン化した薬漬けの家畜や養殖魚、有害化学物質を含む殺虫剤などの日用品、生分解性の低い合成界面活性剤、そして耐性菌を上塗り消毒する抗生物質の開発と乱用など、わたしたちの身の周りには却って健康を脅かす疑問のある環境や商品が少なくありません。それだけ健康を維持、向上させることが難しくなってきている時代とも言えます。
ところで、自然界に備わるものの中でも近年、科学的に究明されてきているものがあります。日本三大美林のひとつ、青森ヒバは大昔から「ヒバで家を建てると真夏に窓を開けっ放しにしていても3年間は蚊が入ってこない」というところから、先人達によって「蚊殺しの木」と語り継がれてきました。大地の恵み、ヒバに秘められた虫除け効果と物語性は、近年学識者の手によって解明、立証されることで、むしろ最先端科学へ還りつつあるようにさえ思います。生命の財産とも言うべき大自然の恵みを、感謝して有効利用する「やさしさの科学」こそが、いま求められているのではないでしょうか。
創業時のスローガン=健康や地球環境を脅かす恐れのあるもの、疑問があるものはなるべく避けることを心がけましょう。そして未知なるウィルスや予期せぬ害毒が侵入しても、それに耐え得るからだの抵抗力や大地の復元力こそ「真の万能ワクチン」と捉え、それを阻害しない生活を心がけていきましょう。
2024年、生活アートクラブは寸分の狂いなく更に、声を大に、スローガンを提唱します。「もっと健康になろう!」……。健康とは、病気でないということをはるかに越えているものです。健康の質というものは、自らの心がけでもっともっとレベルの高いものに作り上げることが出来るのです。世界一の長寿国こそ日本人の誇りであり、世界が羨む食文化大国なのです。もっと健康になるために、生命に近い食物の摂取を心がけ、緑黄色野菜を欠かさず、腸内環境を意識した発酵食品の摂取とからだに必要な良質な水を廻らせて、錆びないからだを目指すための「質の高い栄養」と「確実な解毒」をより一層心がけた生活をもう一歩進んで行う必要があります。からだの抵抗力こそ、最後の健康法なのです。
そして、安心して使える日常生活用品に溢れる市場と、それを常識として求める消費者、医療医薬に頼らないからだづくりを実践すると共に、棲みやすい地球環境が訪れるよう、私たちは全人類に対して責任がある、というくらいの熱きハートでこの仕事に取り組んで参ります。
生活アートクラブは「やさしさの科学」をもって、「地球規模的見地からの提案」と「家庭単位での実践」をモット-に、「営業」から脱し、「普及」から「波及」へと繋がる文化の裏づけある経済活動を行ってまいります。
たった今からできること
最初に踏み出す小さな第一歩こそが価値ある大きな前進となるのです。
直ちに始めましょう!
有限会社生活アートクラブ
代表取締役 富士村 夏樹