価格:4,400円(税込)
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子どもたちにぜひ使ってほしい、丈夫で扱いやすい「川連漆器」。川連漆器のふるさと秋田県稲川町では、小中学校の給食食器に川連漆器を使用しています。
「器を持つ手が熱くない」と子どもたちにも評判がいいとのこと。考えてみれば、食器を持ち上げて食べるのは日本独特の文化。これは、軽くて料理の熱が手に伝わりにくい漆器があったからこそ成り立った文化とも言えるかもしれません。
また、最近「食育」という言葉がよく聞かれます。日本の伝統を守りながら楽しく食事をするには、やはり日本伝統の食器が一番!和食器は日本食を食べやすいように作られてきているので、作法にのっとって使うのが簡単。だから、自然に楽しくマナーが身につきます。
川連漆器は、毎日の生活に手軽に取り入れることのできる伝統工芸品です。漆器と聞くと、豪華で美しいけど洗うのも乾かすのも大変、もったいなくてお正月やお祝いくらいにしか使えない、と思っていませんか?
本来、漆器は毎日の暮らしで使われることを考えて作られた食器です。使わないと逆に乾燥して傷んでしまうこともあり、たくさん使うことが漆器を長持ちさせることにつながります。
また油汚れに強く、軽い汚れならお湯でさっと洗うだけで十分。油をしっかり使った料理の後も、中性洗剤で洗えばきれいになります。水切りも簡単で、さっと拭くだけで水滴も残りません。
>「意外と簡単、詳しい漆器のお手入れ方法」はこちら
一器多様とは「ひとつの器をいろいろな用途に使い回す」という、日本の食器を表現する言葉です。
この器はこの方法で使わなければならない、という決まりが日本の食器には少ないのだそうです。
熱や酸に強い漆器は、様々な料理の器として使われてきました。油にも強い川連漆器は、和洋中どれにも使えるまさに万能型の食器。「漆器はこう使うもの」というイメージにとらわれることなく、サラダや炒め物、スープなど色々な料理を入れてお楽しみください。
「川連漆器汁椀」は川連町の遠田さんご家族が作っています。なぜ、川連漆器が丈夫で使いやすいのかを聞いてみました。
大きなポイントは木地のとり方です。他の産地では、下の図のように、一般的に木地を上から下へとり出していきます。それに対して、川連では横向きに並べてとり出します。
他産地のものは、きれいに薄く木がひけるかわりに、割れやすいという特徴があります。
川連漆器のとり方は、割れず丈夫なかわりに木目の関係でくるいやすくなります。
そこで、くるいが出にくいよう、少し厚めのぽってりした形に木地を作り上げるのだそうです。
そうすることで、丈夫でくるいのない木地ができあがります。
川連塗は丈夫で実用的というだけでなく、もちろん漆特有の美しさも兼ね備えています。特に、上品な光沢と凹凸のないなめらかな表面が特徴です。
これは、油分を含んだ漆を塗り、そのまま乾かす「花塗り」という技法を用いて仕上げられているためです。
「花塗り」をした後は乾燥をさせるだけで、研きを一切かけないため、塗りが大変重要になってきます。
漆を均等の厚さに塗るだけでも大変ですが、刷毛目が出ないよう、埃がつかないように塗るためには熟練の技を要します。
商品名 | 川連漆器 子ども用汁椀 |
特徴 | 軽くて丈夫な「川連漆器」は、毎日の生活に手軽に取り入れることのできる伝統工芸品です。「川連漆器 子ども用汁椀」は、お子さまや女性の手にちょうどいい大きさで、飲みやすい形になっています。 |
材料・材質 |
【本体】 トチ:東北地方産 漆:中国産 植物油(漆を溶くために使用):日本産 地の粉(下地として使用):輪島産 【染料】 顔料 |
内容量・サイズなど |
【色】 洗朱・総黒 【サイズ】 直径10.8×6cm 【重さ】 総黒:80g 洗朱:60g |
※食器洗浄機・食器乾燥機のご使用は避けてください。
※たわしのような堅いものでは洗わないでください。
※長時間水につけたままにしないでください。