「合成洗剤」に関する記事

読売新聞、2001年8月3日の「合成洗剤」に関する記事です。下記に1面及び2面のコピーを添付致します。

第1面

◆工業用洗浄剤の原料 「ノニルフェノール」 を環境ホルモンと断定 (環境省)

「洗剤として使用されている化学物質ノニルフェノールを環境省が環境ホルモンと断定した。調査ではNP1リットル当り11.6マイクロ・グラムを超える濃度でメダカのオス6割がメス化ともいえる奇形現象が見れらた。

多摩川に流れ込む排水路で12マイロム・グラムの濃度のNPが検出された。大阪の水路はもっと高い。以前は家庭用洗剤にも使われていた。この結果は世界ではじめて確認した。政府は一層の対策を迫られそうだ・・・・・・」


第2面には、次の記事が読みとれます。

「・・・ノニルフェノール(略称NP)は、合成ゴムやプラスチック、繊維などの製造過程で洗剤などに使われる。家庭用洗剤にも使われていたが、98年から業界団体が家庭用への使用を自粛、昨年の生産量は前年より約1割減った」



その3: 次は、食器用洗剤に劇物が入っているという記事です。


国は、1999年7月、化学物質管理法(PRTR)というのを定めました。その法律の中で、合成洗剤に含まれる有害化学物質を6つ指摘しましたが、以下の通りです。

1「LAS」(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)
2「ポリオキシエチレアルキルエーテル・非イオン剤のポリオキシエチレナルキルエーテル」
3「ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル」
4「ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル」、
5「N.NジメチルドデシルアミンNオキシド」は通常、「アミンオキシド」
6「ビス(水素化牛脂)ジメチルアンモニウムクロリド」、通称「DADMAC」と言われている陽イオン系の界面活性剤