農林水産省「第2弾」”オフィスで木づかい”特別展示いたしました。

2018/06/22

 農林水産省イベント「木づかい推進月間第2弾」に参加しました。第2弾はオフィス編。オフィス向け国産材製品の展示に出品しました。

農林水産省でのイベントに参加させていただいたので、今回のテーマは「食」についてです。

農林水産省の食堂は、実はどなたでも入れるのを存知ですか?

農林水産省の食堂には、なんとすべての注文メニューの脇に自給率が書かれています。自給率を見ると、ほとんどのメニューが自給率7080%台。完全に国内の食料だけを使うことがどれだけ難しいかがよくわかります。この日は、私も食堂でちらし寿司をいただきましたが、安くておいしかったです。

現在、日本の食料自給率はなんと39%しかありません。ということは、半分以上の食物が外国から来ているということです。

昭和40年の時点で、自給率は73%ありました。自給率が年々落ち込んでいる理由は、やはり食生活の変化とのこと。コメは自給率100%を保っていますが、そのコメも最近は消費量が落ち込み、代わりに肉や油の消費量が増えているそうです。

いろいろな国の料理を食べられるのは楽しいことですよね。また、国際的な輸出入の自由化の問題など、私たちにはどうにもできない問題もあります。とはいえ、このまま世界の人口が増え続ければ食料が足りなくなると言われているのに、現状を維持することができるとは思えません。また、海外からの輸送に伴うCO2の排出や薬剤の使用などにより、環境負荷も高まります。

でも、ステーキ、パスタ、トムヤムクン、タコス・・・食べたいですよね。

ときには海外の料理をめいっぱい楽しむためにも、普段の食事にはできるだけ国産のものを取り入れるようにしています。日本で暮らす限り、日本の気候風土の中で育った作物を食べることがバランスもよく、環境への負荷も少なくてすみます。

農林水産省では、バランスのよい食事をとるための指標を作っています。食事バランスガイドを作り、健康的な生活を送るために一日に何をどれくらい食べればよいか、をわかりやすいイラストにまとめています。昨日の食事と比べてみてください。

実は、この指標の基準を比較的簡単にクリアする秘訣があるそうです。それはお米を食べること。お米を食べることは、日本の農村を元気にすることにもつながります。食事のバランスと自給率、どちらもお米を食べることが健康の鍵になるようです。