蜜蝋ワックス安全性データ

蜜ロウ ワックスがエコマテリアル認証を受けました。
最高値「A」認証。

(エコマテリアルとは地球環境や健康に配慮した建築建材のこと)


定性的評価
NPO法人エコリビング推進認証協議会より
未晒し蜜ロウワックスがエコマテリアルの認証を受けました。相対評価は最高値「A」を頂きました。
 
エコマテリアル認証書  評価書 
評価点は5段階です
++(2点) +(1点)  0(0点) -(-1点)--(-2点)
全体平均評価ランク
A(推奨)2.0点~1.40点B(準推奨)1.39点~0.40点
C(注意して使用すべき)0.39点~-0.80点D(非推奨品)-0.81点~-2.0点

相対評価表 表1
未晒し蜜ロウワックス相対評価
A(推奨)
使用時環境・健康負荷++主に健康有害物質(厚生省の指針値提示、PRTR、MSDS制度の対象になる化学物質)の放散を指す。「++」は建材の使用時、製造時の健康負担がほとんど発生しないことを示す。
製造時環境・健康負荷++主に製造エネルギーの大きさ、オゾン層破壊物質の含有程度、生物生態系攪乱の程度をいう。「++」は建材製造時、使用時、環境負荷がほとんど発生しないことを示す。
耐久性 0メンテナンスすれば一般に許容できる耐久性になることを示す。
資源循環性++原料の自然循環性、再利用、再生利用性、分別回収容易性などをいう。「++」は自然循環資材で再利用、再生利用が容易であることを示す。
廃棄時環境負荷++生分解性の有無、燃焼廃棄時の有害性をいう。「++」は埋め立てや焼却などの廃棄処分しても土壌や地下水、大気など環境に負担をかけないことを示す。

検査結果に基ずく定量評価
検査機関 : お茶の水女子大学生活科学部田中辰明教授研究室
前提条件 : 部屋の面積6畳、天井高2.4m、換気回数0.5回 
分析結果 表2
化学物質名放散速度
μg/kg・hr
基準値ppm所見
ホルムアルデヒドND(検出無し)0.30 *1
0.08 *2
検出無し
アセトアルデヒド11.025  *1微量。製造中に意図的な添加ではない
アセトン8.29500  *1極微量。空気中からの混入
*1 American Conference of Governmental Industrial Hygienists(ACGIH)が
   決めた空気中の許容濃度
*2 厚生労働省策定した室内濃度の指針値

1.はじめに
  分析では試験対からの(化学成分の)放射速度という形で計測結果が求まる。
  これに対し、各種化学物質の許容濃度提案値は濃度で示されている。室内の
  濃度は部屋の大きさ、どの程度建材が使用されたか、換気回数がどうであった
  かなどによって変化する。

2.サンプリング・分析手順
  1.ワックスの分析用試料準備
    ワックスを一定量取り、アルミホイルに薄く塗り、マイクロ秤μで重量を
    測定した。
    ワックスの量は0.4936gであった。
  2.放散とサンプリング
    上記の試科を500mlガラス瓶にDNPHパッシブ型サンプラー(SUPELCO製)と
    共に装入し、アルゴンガスを注入して満たした後、ガラス瓶を密閉し、
    3日間室温で放散させた。
  3.分析操作
    サンプラーをガラス瓶から取り出し、アセトニトリル抽出で5mlとし、
    抽出液をHPLCで分析した。

3.分析結果補足
  サンプリングした試料を分析した際、ブランクテストも同時に行ったが、
  明らかなピークは現れなかった。