神奈川県二宮小学校では、朝9時から先生と保護者が1年生の教室に蜜蝋(ミツロウ)ワックスがけを行いました。18L缶に入った「柔らかタイプ」のワック
スをスポンジに含ませて木の床に伸ばして塗っていきます。

(橘川卓司校長もワックスがけに参加。予算を
捻出するために自分たちで塗る「人海作戦」を
とりました)
二宮小学校でこのワックスがけを行ったのは4月に入学した児童の中に
化学物質過敏症の子供達がいたからでした。

(微量の揮発性溶剤の入ったドイツ製ワックスに
顔が赤くなった子も、蜜蝋(ミツロウ)ワックスでは大丈夫)
蜜ロウワックスの採用を決めた橘川校長の話:
これまで使ってきたワックスより値段が少し高いですが、子供達の健康
と命がいちばん大事だと思うので決めました。たとえ、一人二人の子供
のことでも、「何万分の一でも命は大事」なのです。
二宮小学校では、化学物質過敏症の子供を持つ父兄からの相談により、
教育委員会と校長先生、親とで勉強会を始め、いろいろ調べた結果、蜜
ロウワックスが最適と言うことで、採用になりました。