間もなく、陰が極まり陽に転ずる冬至を迎えますが一年の中でも日照時間が短くなるこの時期、太陽や月の影響を大きく受ける私たちの心身は自律神経のアンバランスなど、季節性の不調におちいりやすい時間に入ります。
特に師走に入ると、クリスマスや年末年始に向けて、家族や仲間と共に楽しい時間を過ごす機会も多く、公私共に不規則で忙しなく過ごされることも多くなりますね。
今回は、ストレスや自律神経のアンバランス、食べ過ぎや飲み過ぎによる消化器系の不調をケアするアロマテラピーをご紹介します。
消化器系の不調といっても、さまざまな症状がありますが、アロマテラピーの良いところは、身体の機能が正常になるよう調整してくれることが挙げられます。例えば便秘や下痢など、一見相反する症状にも、同様のケアが有効になります。
消化機能は自律神経において、副交感神経が優位な状態で促進されます。
ストレスにも大きく影響を受けるため、香りでリラックス効果を促し、メンタルケアを心がけることが大切です。
冬の深まる夜に、ゆっくり自分自身と向き合う時間をもってはいかがですか。
「グレープフルーツ×ペパーミント」
すっきり清涼感のある香りで、消化機能全般に良いとされるペパーミントと、
フレッシュでビターな香りのグレープフルーツは、食べすぎによる消化不良や、吐き気があるときに改善に導いてくれます。乗り物酔いしたときに香りを嗅ぐこともおすすめです。
グレープフルーツには、胆汁の分泌を促進する効果があるといわれています。
芳香浴や、のちほどご紹介するブレンドオイルを使用した腹部のマッサージにお使いいただけます。
「JANESCE(ジャネス)ブレンド精油 アップリフター」
高揚感をもたらしてくれるブレンド精油です。すっきりシャープな香りのバジル、心身を温めるとともに、消化器系の不調に有効なスイートマージョラム、
神経系の疲労を癒し幸福感をもたらしてくれるネロリのブレンドはストレスが原因の不調におすすめです。
忙しいときは、お塩に精油をブレンドするひと手間も億劫になるときがあります。ブレンドされたアロマの入浴剤で、気軽にバスタイムを楽しんでみませんか。
●お腹のマッサージで不調を解消
入浴後の温まった手で、お腹のマッサージをします。お部屋を暖かくして、間接照明などやわらかい灯りの中で行いましょう。おすすめブレンドレシピや、ブレンド精油でもおためしください。
1)あおむけになり、目を閉じて数分間ゆっくり深呼吸。お腹から息を吐ききることを意識すると、自然と大きく空気を吸うことができます。ゆっくり深い呼吸をすることで、リラクセーションに導きます。
2)ブレンドオイルをお腹全体に塗布します。おへそからスタートして時計回りに「の」の字を書くようにゆっくり手のひら全体でマッサージします。
3)そのまま指先でくるくる螺旋を描きながら「の」の字にマッサージします。
4)両手の平で交互に腹部の上から下に数回なでおろします。
5)最後に両手を重ね、時計回りにゆっくり円を描くようにマッサージします。
※ブレンドオイルは、キャリアオイル10mlに対して精油合計2~4滴まで(1~2%)を目安にブレンドしてください。
※ペパーミントの精油は刺激と冷感があるため、全体で1%未満になるように少量からブレンドすることをおすすめいたします。