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第22章 竹が環境浄化に役立つ理由

竹林の多くが手入れもされないままに放置されています。

異常繁殖した竹は、周囲の雑木林を侵食しています。竹林の惨状は、荒廃が進む日本の森林の縮図そのものです。むかしから番傘をさして歩けるくらいに間伐された竹林が、健康な竹林の目安とされてきました。そこには緑の風が吹き抜け、太陽の光が地表に差し込み、小動物や微生物が繁殖し、美味しいタケノコが育ちました。

また、大気の浄化、水資源の確保のほか、洪水や土砂崩れなどの災害を防止する公益的な役割も担っていました。

竹林が荒廃した背景には、竹材市場の低迷、竹林産業地域の過疎化・高齢化など、様々な難題が山積しています。竹が最も多く使われていた台所用品や日用品は、低コストで大量生産ができるプラスティック製品が主流となってしまいました。かろうじて竹製品は毛筆・茶道具・扇子・竹刀など、工芸品、趣向品を中心としたごく限られた分野で生き残り、伝統の竹文化を支えているのが現状です。

瀕死の竹林を救えるのは、いまも、これからも、命をかけて守りつづけることができる勇気とやさしさです。

竹は“廃棄物ゼロ”資源です。さらに竹は成長が極めて早い持続可能な資源なのです。そして独特の性質は、建材としてなどシンプルな利用法だけではなく、ハイテク素材など、高付加価値の製品の生産さえも可能にします。

竹には抗菌機能などを持つ成分が含まれているため、抗菌剤や医薬品の原料として利用できます。糖分の多い竹の樹液はアルコールや飲料の原料にもなります。これらの工程で使用された水は各種栄養分を含んでおり、排水は魚の養殖に使うことが可能です。

特に近年注目されているのは竹炭や竹酢液です。竹炭と竹酢液は有害な化学物質で汚染された水や空気をきれいにします。農薬や化学肥料を使いすぎて衰弱した農地の地力を回復させます。有害な電磁波障害を防ぎ、ストレスを解消させ、気分を穏やかにするマイナスイオンを増やします。現代人の健康を支え、安全で快適な生活環境作りに大きな力となります。このように竹は余すところなく、すべてを有効に利用できる廃棄物ゼロ資源ですから、多種多様な活用法を通じ、資源を無駄なく利用することで地域の自然環境を増進することができる最も伝統的で、且つ最先端といっても良い材料なのです。

竹産業の復活が現実のものとなれば、ダイオキシンの発生など、問題山積のプラスティック製品も自然淘汰されるでしょう。竹林の復活は森を作り、水を浄化させ、沿岸地帯のプランクトンを育み、漁業を育てるのです。経済効率に偏った「儲けるだけの社会」から真の地球人として、環境に貢献できる努力をしていこうではありませんか。

適切な間伐を行うだけで竹林は蘇ります。竹林へのちょっとした気配りが、新しい価値をもつ自然の恩恵をもたらすのです。しかも「毒をもって毒を制する」ような近代処方に良く見られる危険性はまったくありません。

公害を出さず、副作用がなく、痛みも傷も残さない竹炭の幅広い効用は、いま、「ヒーリング(癒し)」効果と位置付けられ、環境、暮らし、医療、スポーツ、文化などあらゆる分野で、その可能性を追求する研究が進められ、期待されているのです。


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川の浄化に関する活動について
生活アートクラブは川の浄化をまじめに考えます
第1章 水と人間の関わり
第2章 水の大循環
第3章 海に囲まれている日本
第4章 水道水の浄化処理方法
第5章 日本の下水道について
第6章 下水道ものしり事典
第7章 最近の台所用合成洗剤
第8章 生活排水を汚す原因
第9章 環境への思いやり
第10章 洗剤による水汚染について
第11章 河川の水質汚濁防止方法
第12章 排水に関する法規制
第13章 生活に川をとりもどすために
第14章 川に流される大量の合成洗剤
第15章 危険な合成洗剤
第16章 台所用合成洗剤のゆくえ
第17章 合成洗剤や石けんの残留
第18章 石けんは環境や体にやさしい
第19章 界面活性剤の役割
第20章 化粧品に含まれる指定成分
第21章 合成洗剤についてのQ&A
第22章 竹が環境浄化に役立つ理由
第23章 美女の肌を守りつづけた炭
第24章 炭の浄化力
第25章 竹炭の材料になる竹の種類
第26章 竹炭の特徴について
第27章 今自分にできることを
第28章 地球はちょっと疲れてる
第29章 HPを立ち上げるきっかけ
第30章 愛
第31章 魚と合成洗剤
第32章 竹を見直そう!
カンボジアの井戸掘り事業

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